私は過去数十年にわたって、このお二人には心酔・傾倒して参りました。その私の心を打ち砕く出来事がありました。言うまでもなく、今年の東京都知事選です。真っ先に立候補し、反原発を掲げた宇都宮けんじ氏を、こともあろうに「潰す」行動に走ったこの二人を私は今でも赦せない気持ちでいっぱいです。
彼らが「肩入れ」をした細川護熙のバックには小泉純一郎が付いていました。今でこそ「反原発」を掲げてはいるものの、彼こそ鎌田慧氏がこれまで追求してきた「原子力村」「格差社会」「労働者の貧困」「社記福祉の切り捨て」を行なってきた張本人ではありませんか?おまけにバリバリの9条改憲派です。どうして鎌田氏ともあろうものが、あんなものに「肩入れ」をしたのか?全く理解に苦しみます。
それだけならまだしも「候補者の一本化」と称して、宇都宮陣営を「潰し」にかかった。これが私は赦せない。鎌田氏も広瀬氏も、もっとマシな人間だとばかり思っていた。広瀬隆氏の力のこもった原発批判書籍、舌鋒鋭い講演に、私は心底心酔してまいりました。鎌田慧氏の、正義感溢れる、人間味溢れるルポルタージュ然りです。
今私は、彼らが本当に「脱原発」を目指しているのか?問いたい気分です。あの都知事選に細川護煕がしゃしゃり出てこなくて、反原発陣営が宇都宮けんじ一本で統一していたらと思うと、悔やまれてなりません。
脱原発の急先鋒で「本物」である小出裕章氏は、早くから宇都宮支持を表明していました。山本太郎議員然りです。佐高信、大江健三郎、このあたりの「風見鶏」には、私は別に腹は立ちません。しょせんその程度の連中だと思うからです。繰り返し言いますが、長年心酔・傾倒してきた鎌田氏・広瀬氏だからこそ腹が立ちます。腹は立ちますが、もう終わったことです。こんな文章を書いている私ですが、この「遺恨」を今後の「反原発運動」の分断、対立に持ち込むことだけはあってはならないと、思っています。なんとも複雑な気分です。
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