2014年02月05日

2014年東京都知事選について


今回の都知事選については、なかなか書く気にはなれないでいた。そうこうしているうちに、もう投票日は目の前である。良くも悪くもあと数日だ。一千万都民の首長は、日本国にとって「第二の首相」のようなものだ。さすがに、東京都政が国政と無関係だと思っている人は少数だと思う。現に石原都政、猪瀬都政がどれほど国政を歪めてきたことか。

私は熱烈に宇都宮けんじさんを推している者の一人である。都政に選挙権はないが、宇都宮氏の政見やインタビュー、公開討論会を見て、私と同じ気持を抱いている人は全国にいるのではないかと思う。

そういう善意の方々がいる一方、厳然たる事実がここにはある。言うまでもなくこの国は、1%の大金持ちと、99%の貧乏人の国である。しかし、99%の貧乏人のうちの「過半数」はバカ。連中は政治に無知・無関心であるばかりか、普段からその候補がテレビに露出している、という理由だけで投票する。政策はまったく関心なし。まるでアイドル投票である。つまり、日本は、「大金持ち」「貧乏人」「バカ」という「三極構造」になっているということが言えると思うのである。「バカ」とは、要するに、投票に行かない、あるいは行ったとしてもマスゾエに入れるような「貧乏人」を指す。

IWJで見た、宇都宮けんじさんの第一声の動画が忘れられない。弁護士、政治家の応援演説に混じって、元ホームレスの人がマイクを握った。彼は野宿者であったが、2009年の「年越し派遣村」で救われた。今では住居も職も得て社会復帰をしているとのことであった。その彼が、宇都宮さんへの「恩返し」として今、マイクを握っているのである。自分が過去に「野宿者であった」事実を公衆に晒してまで、である。このような「応援者」が演説を「してくれる」そんな候補者が、いったい宇都宮けんじさん以外にいるだろうか?

さて、今回の都知事選は、思わぬ「踏み絵」を提供してしまった。誠に残念であると同時に、我々は「本物」が誰であり「ニセモノ」が誰であるのかを、痛いほど知らされることになる。尊敬していた「文化人」が「著名人」が「作家」が、実はニセモノだったということを知るのは辛いことである。鎌田慧氏、広瀬隆氏、佐高信氏・・・。いったんは「細川支持」を表明しておきながら、その後に「候補者一本化」を唱えるこの人たちは、一体どういう神経の持ち主なのだろうか?「一本化」とは、要するに宇都宮氏に降りろということだ。それを、どうだこうだと屁理屈を付けて「候補者同士が話し合うこと」だ、などとうそぶく。

第一、誰よりも早く立候補を表明し、明確に政策を掲げたのは一体誰だったのか?それから何日も経って、後出しジャンケンで、それも、嫌々元総理大臣の後押しで立候補したのは誰なのだ?一本化で「降りる」べき候補がどっちであるか、明らかではないか?しかるに上記の「一本化主義者」の方々は、宇都宮氏に「降りてほしい」と、こう言うのである。そうではなく、私は、細川護煕と宇都宮けんじの間で「一対一のディベート」をやらせるべきである、と主張している。負けたほうが降りるのだ。言うまでもなく、ディベートを拒否しているのは細川の方だ。そのことを以ってしても、どちらが都知事に相応しいかは、はっきりしている。

今回、数少ない「公開討論会」が、地上波で2回、インターネットで1回行われた。「ディベート」のない「討論会」であった。にも拘らず、その優位性は明らかだった。「公開討論会」を見る限り、誰しも宇都宮けんじさんに投票したくなるはずだ。政策などロクに語らず、自分の経歴ばかりを、修飾語たっぷりの「美辞麗句」で並べ立てる「無内容」なマスゾエ※注)。具体的な政策などひとつも持ち合わせていず、それどころか自分の言葉さえも何一つ持たず、先ほど聞いた宇都宮氏の言葉の引用を始める細川護煕。傑作なのは公開討論のあと、細川は必ず自分の宣伝カーの演説の中に、公開討論で宇都宮氏から仕入れた政策の「パクリ」を入れることだ(笑)。これは多くの人がツィッター上で指摘している。
※注)マスゾエは、政策を「明確」には語れない。語れば語るほど矛盾が露呈するからだ。ボロが出るからだ。そういう場合、人間は案外と正直な動物だ。話し言葉に「修飾語」が増えるのである。例えば「しっかりと」のような。

ところで今回、細川護煕が「マリオネット」あるいは「文楽人形」であることに、薄々気付いている方もおられるのではないかと思う。細川を裏で操っている「黒子」そしてセリフを語っている「太夫」は、言うまでもなく小泉純一郎だ。私は以前、下記のエントリーを書いた。ずいぶん多くの人が読んでくださっているようだ。

<国民よ!小泉純一郎に騙されるな!>
http://takashichan.seesaa.net/article/379025172.html

今回私は、脱原発に関して小泉がひょっとして「本気」なのではないかという結論に達した。これは上記エントリーの主張を覆すことになるので、心苦しいことであるが。

しかし、脱原発が出来るか?あるいはその主張を将来にわたって貫けるか?という点に限ってみても、小泉は相変わらず心もとないと言わざるをえない。彼は言うまでもなく「新自由主義の申し子」いわば「財界の傀儡」である。その彼が財界を敵に回して脱原発など可能だろうか?というのは誰しも抱く疑問であろう。また、彼の大事な息子が自民党内で出世するためには、脱原発をいずれ引っ込めるか、あるいは一見分からぬように「後退」させるか、その可能性は十分にあるのである。所詮カネが動機で政治家になった人間なのである、小泉は。

お話を「文化人」に戻そう。

思えば鎌田慧氏のデビューは強烈だった。私は今でも彼の「自動車絶望工場」の単行便本を、物置の書庫に持っている。「潜入ルポ」という画期的な手法が、けっして上手いとはいえない文章を凌駕していた。その内容はまさに賞賛に値する。それから彼の著作を読むようになった。雇用問題、原発問題、処女作ほどのインパクトは無かったが、その筆致は誠実で見るべきものがあった。

その鎌田慧が「新自由主義の申し子」小泉純一郎が裏で操るマリオネット、細川護煕を推している。

一体何なんだと思う。広瀬隆氏にしてもそうだ。私はどれほど彼を信頼していたことか。広瀬氏も小泉政治を鋭く批判していた一人ではなかったのか?佐高信氏然り。敬愛していた著作家の幻想が、私の前で脆くも崩れ去っていく・・・。弁護士澤藤統一郎にいたっては、ブログで執拗な宇都宮攻撃を始める始末。彼の書いていることは明らかに「私怨」である。それも自分の息子の「不始末」の逆恨みでしか無い。読めば誰にでも解かろうというものである。

その一方で、宇都宮陣営に集まった人々の中には、私がこれまで尊敬していた人々が、まだまだいることに安心をした。森村誠一氏、辛淑玉氏、雨宮処凛氏・・・。三宅洋平氏は見なおした。辛淑玉氏の応援演説には感動した。
http://www.youtube.com/watch?v=zjdQ6UZ2afc&feature=youtu.be

さて、最後に暗い話になるが、おそらく1%と、99%のうちの「バカ層」によって、東京都知事はマスゾエになるだろうと思う。その原因は「宇都宮が降りなかったからだ」と、その時はおそらく「後ろ指」を指されることだろう。しかし、私がここまで書いてきたことによって、その本当の原因が、細川・小泉にあることを理解してもらいたいと思う。当エントリーでは、宇都宮さんの福祉政策や雇用政策にも触れたいと思った。マスコミの偏向報道にも触れようと思った。しかし、紙数も尽きてきたのでこの辺にする(これ紙だったっけ?)。





posted by takashi at 13:38 | Comment(18) | TrackBack(0) | 時事、政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
奇跡を信じて行動あるのみ!
Posted by アマヤ at 2014年02月05日 14:26
案の定、株価が上昇傾向から下落傾向に転じ始めました。世間では「円安倒産」も出始めているようで、この状態で消費税増税となると、国民の生活が危機的状態に陥ることも予測されるでしょう。失業者が激増するかもしれません。脱原発もいいですが、こういった事にも「危機感」を持つべきではないのでしょうか。
そうすると、人間を単なるコストとしか見なさない新自由主義の小泉陣営に都政を委ねるなど、有り得ない選択です。
細川護煕は、何十年の昔に社会の第一線から退いて、盆栽いじりと書画作成に没頭していた老い先短い高齢者でしょう。脱原発という厳しい仕事を遂行できる能力のある人とは到底思えません。
植草一秀氏がブログで、「一本化」を主張していますが、完全雇用の実現を理想の社会とする植草氏は、宇都宮候補での一本化を主張すべきです。
Posted by やまだ at 2014年02月05日 23:26
今回の「一本化事件」
名前を連ねた「知識人」たちの行動は本当に恥ずかしいです。
おっしゃるように、信頼してきた人もいますが、なんでこんな行動を?

一本化(宇都宮さんに降りる)すれば、細川は有名人だから舛添に勝てる?
名前を連ねた「知識人」の中には、「有名人だというだけで当選してきた劇場型選挙」を批判してきた人もいるのに。

宇都宮さんの票と細川の票(つまり反原発の票)を足せば舛添に勝てる?
そんな足し算が成り立つわけがありません。宇都宮さんに投票しようと思っている人たちが「全て細川に投票する」とでも思っておられるのか? 小選挙区制度、政党助成金制度をつくり、佐川急便事件であっさり政権を投げ出した「お殿様」の細川に。しかも仕掛け人は、今のひどい日本にした小泉純一郎。両候補は天と地ほどもちがいます。くっつけるのは不可能、無理にくっつけたとしても、どうなるかくらいわかりそうなものなのに。

また、「原発を止める<最後>の機会。舛添が勝てば原発運動はオワリだ」と、宇都宮さんに降りろと勧めたようですが、これに対する宇都宮さんの答えは明快です。
「反原発運動はそんな簡単なものではない。粘り強く続けていく」と。そして、反原発を言っていたにもかかわらず大飯原発の再稼働を認めた橋下を、怒りで涙目になりながら告発しています。

知識人たちの2月3日の記者会見はヒドイものでした。
「中立の立場」といいながら、細川の応援演説をした人が連名から外れるわけでもなくそのままで、しかも、もうすでに投票まで一週間を切っている、つまり降りることなど出来ない状況であるにもかかわらず記者会見。いったい何を狙ったのか? 「反原発を願う有権者を混乱させる」だけではないか。というより「反原発運動分裂させるため」としか思えない。つまり、「小泉の企み」に加担したことになる。しかも、宇都宮さんには会っていながら細川には会っていなくて、ただ一枚の紙切れを渡しただけだって。そして秋波を送った細川にも拒否されている。あほらし。
今回の「知識人」の行動は、彼らの弱さを露呈してしまいました。

たかしさんのおっしゃるとおり、バカな有権者が多い。
ただ、救いがあるのは、宇都宮さんを応援する運動には、大勢の若い人たちが集まっていることです。宇都宮さんの選挙事務所には託児所があり、子育て中の若いママさんが頑張っています。日々つらい目にあっている青年たちも運動に参加しています。

私は横浜市民なので選挙権はありません。カンパをすること、都内の友人に語り掛けるくらいしかできませんが、あと3日、頑張るつもりです。
Posted by しろー at 2014年02月06日 10:15
以前投稿した名前はこれでよかったのでしょうか、。

この日本に住む、友人知人は個人としては尊敬すべき人がとても多いと考えていますが、今回の細川支持者には開いた口が塞がらないでは表現しきれない心境です。

野田のご意見番であった細川と小泉が改心して原発を停止するという思考に至った人間には、ある意味では本気で自民党を支持するネトウヨ以上に、本来ならば慎むべきで効果的でないのは承知ですが「バカ」だと思います。

私は都民ですが予言します。細川と宇都宮で反原発票が割れて、ハゲゾエ当選という結果になるでしょうね。ネトウヨは左翼のうちゲバだとまとめサイトで大喜びする流れになるでしょうね
Posted by 逆にファンになりそうだ at 2014年02月06日 20:47
昨年の11月と12月、二ヶ月連続で、この国は遂に経常収支赤字国に転落しました。小泉が唐突に脱原発を言い出したのは、このあたりからです。
4月から消費税増税が実施されますが、不況時の増税は、国民生活を破壊する暴挙でしょう。
本来ならば、増税問題が都知事選の争点になっていた。と思いませんか?
スタグフレーションによる大不況で国民生活が大打撃を受ければ、「原発再稼動もやむを得ない」という論調が社会の趨勢になるかもしれません。
政府は、ここまで計算した上で、策を弄しているのかもしれませんよ。
Posted by やまだ at 2014年02月06日 22:41
素人の私の目では田母神という人が一番危なそうに見えます
Posted by れす at 2014年02月07日 09:18
 挙げられた三人が細川支持しているとは知らなかったが、小泉政治と経済を激しく批判してきた経済学者の植草氏も、一本化のために細川に絞ろうと主張しているのを見て不思議に思いますが:細川は明らかに小泉の神輿にすぎないのに、その背後の小泉ってそんなに信用できる人間なのか?小泉を批判してきた方々なら一番よく知っているはずでしょう。

 いわば、ペテン師が潜伏して数年また出てきたら、懲りずにまた騙される人間って救いようのない馬鹿ってことになるんではないでしょうか。この選挙で小泉が自民党の別働隊の働きをしているとさえ思っているので、ほいほい細川ー小泉陣営に集まってきている人は、急造の主張よりも何十年来の人間性をもっと注目すべきだったと思います。
Posted by りょう at 2014年02月08日 11:48
田母神に何票集まるのかで、東京都の有権者に占める潜在的ネトウヨの割合がわかりそうですね。
Posted by あるふぁ at 2014年02月08日 13:35
りょうさん、植草氏もそうでしたか・・・残念です。

あるふぁさん、なるほど確かに田母神の得票率が東京の「ネトウヨ率」になりますね、こいつぁいいや(笑)。
Posted by たかし at 2014年02月08日 15:56
 たかしさん、私は佐高信氏の影響を受けている他植草一秀氏のブログの読者でもありますが、今回の両者のとった行動には大いなる失望感を感じています。
 彼らの軽挙妄動が、日本を危険に落としせしめることになることは確実です。渡しは出来る範囲の中でその危険性を今後も伝えていかねばならないという思いを強くしています。
 今、投票率が極めて低いという深刻な事態です。彼らの振る舞いに失望した人たちの抗議なのでしょう。
Posted by 小野 哲 at 2014年02月09日 16:18
小野 哲 さん、

所詮、植草氏は小沢一郎のブレインです。小沢と因縁のある生活の党が、細川を支持したのなら、しようがないのかも知れません。おそらく生活が宇都宮さんを支持していれば、植草氏もそれに従ったのではないでしょうか?

ところで10%とった(らしい)田母神は、有権者の50%(投票率)の10%ですから、すなわち5%。要するに、あるふぁさんのおっしゃっていた東京都の「成人のネトウヨ率」は5%にもなることになります。私、ちょっと「唖然」となりました。
Posted by たかし at 2014年02月09日 22:52
ネトウヨ率5パーセント・・たしかに多い。
でも、私は、もうちょっと舛添の票を食って欲しかった。だって彼の考えは、安倍に一番近いでしょう?w


ところで、舛添は持つとおもわれますか????
政党助成金を自身の借金の返済に充てたとか、いろんな疑惑が多すぎる。
数年でまた選挙? で、選挙費用として、また50億くらいかかる?。
Posted by しろー at 2014年02月10日 00:57
 宇都宮さんが細川さんに勝ったことで喜ぶべきか、それとも田母神支持者が60万にも上ることに悲しむべきか、複雑な心境です。ドクター中松の主張も右寄りなので、右派の得票は70万にも迫る…すごい勢いですね。
 
Posted by りょう at 2014年02月10日 03:01
宇都宮+細川=1938657
舛添+田母神=2723844

やっぱり悲しい結果
細川票の一部も右寄りだとすると、
「右寄り勝利選挙」といってもいいでしょう。
「知識人」の方々の願望どおり、細川に一本化していても勝てなかったのは明らか。
一本化して負けたら、さらにショックが大きいです。

宇都宮さんが世代を超えてまんべんなく得票されたこと、宇都宮さんの応援におおぜいの若い人たちが集まったことが救いです。



Posted by しろー at 2014年02月10日 08:16
>ところで、舛添は持つとおもわれますか?

持つも何も、リコールせにゃならんでしょうな?もう動き始めています。

http://iwj.co.jp/wj/open/archives/124536

マスゾエには、今回

@公選法違反(オリンピックバッジ)問題
A政党助成金の使い込み問題
B過去の女性・老人差別発言問題

などがあります。大きいのは言うまでもなくAでしょう。たぶん@は「選対のせい」にするでしょう。そこを崩さなくてはなりません。Bの道義的責任についても追求が必要でしょう。現在、都議会には共産党議員が17名おります。追求は可能です。
Posted by たかし at 2014年02月10日 14:31
まさか田母神に60万票も入るとは思いませんでした。
ヨーゲンちゃんと大差ないような妄言を吐く人物に何を期待してるんでしょうかねぇ。
アホみたいな話ですが60万人のネトウヨ特別区ができそうですね。(憐)
Posted by あるふぁ at 2014年02月11日 13:47
昨年の参議院選挙東京選挙区の極右政党新風の鈴木氏の得票が10万票、田母神氏の今回の得票が60万票、僅か半年で東京のネトウヨが6倍に増えたのでしょうか。

全国であれば600万票になるわけで、これは公明党に匹敵する支持者の数になります。

この勢いで増えて行けば2016年の国政選挙では、ネトウヨはぶっちぎりの第一党になりますが、いよいよこの国、この社会は、自滅自爆に向けての一本道を一瀉千里の勢いで驀進し始めたような気がしますが、果たしてどんなものでしょうか。
Posted by 伊藤浩士 at 2014年02月11日 15:01
 今回の都知事選の経緯及び結果、深刻な不安が発生してしまいました。それは今後、脱原発派や進歩派勢力の結集が困難になってしまうのではないかというものです。実際、宇都宮、細川、または両方を批判する者が入り乱れて激しい対立や批判合戦が起こっており、中には人格攻撃のようなものもありました。もしも今後あらゆる局面で今回の一件が蒸し返され、団結すべき時に団結できないことになれば、安倍政権はますます強勢を振るうようになるでしょう。

 確かに当初は宇都宮対舛添という構図になると思われ、ある意味分かりやすい状況でしたが、細川氏が「脱原発」を掲げて割り込んだためややこしいことになりました。候補が分裂していては勝ち目はないと思っていただけに、これでは舛添候補、ひいては安倍政権に「漁夫の利」を得させると危惧していました(その通りになった)。ゆえに「候補の統一」を求める声が上がったのは理解できます。私自身は宇都宮氏への統一を望んでいましたが、細川氏を推した人々の考えもわからないではない。40年前ならともかく、今の衰弱した革新勢力では劣勢は免れなかった。ならば「とにかく安倍政権に打撃を与えるのが先決。それには保守票を取り込める細川氏を戦術的に支持しよう」という考えにも一理あります。今回、思想的には宇都宮氏を推すと思われた人々が細川氏支持に回ったのはそういう事情があったのではないか?
 それゆえ、私は今回細川氏支持に回った方々をことさらに批判することはしない。確かに傷は深いがそれをことさらに広げる意味はあまりありません。今後は今回の反省を活かして異なる政治勢力が連携するうまい方法を考えるべきです。

 少なくともかつての学生運動や新左翼運動などが「内ゲバ」で壊滅し社会的な共感すら全く失ってしまった愚かな歴史を繰り返すべきではない。正直、「仲間割れ」をしているような余裕はありません。腹立たしいことは多いでしょうが、今は「ノーサイド」とすべきです。

 さて、田母神候補が61万票も取ったのには驚きました(想定の2倍)。若い人が多く投票したそうで、これは保守化、右傾化のみならず、そもそも「真面目に考えなくなった」ためではないかと思います。いくらなんでも彼の今までの発言(問題になった論文を含む)を真剣に検討すれば、なかなか投票はできないでしょう。だが、そのような選挙民が増加していけば、「ノリ」や「気分」で右傾化路線を突っ走ることになりかねません。それを防ぐためにも次の国政選挙までに対抗するための手立てを講ずる必要があります。
Posted by ディッガーズ at 2014年02月25日 21:57
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