しろくまのズーとあざらしのポリー
でも おかあさんぐまのポーラは ズーを とてもかわいがっていました。
まいにち さかなをとってきては ズーにあたえます。
うみのさかなも めがなかったり めがみっつあったり なんだかとてもへんでした。
ポーラはいいました。
「むかしはこんなことなかったらしいって、おばあちゃんがいってたわ・・・どうしたのでしょう?」
からだをくねらせながら きように おかあさんのあとを ついていきます。
てあしはなくても とてもげんきな しろくまのこどもです。
そんなズーを ポーラは わらってみていました。
でも あるひ ポーラはかんがえました、
「わたしがしんだあと、このこはじぶんでさかながとれるかしら?」
ポーラが めをはなしたすきに ズーはうみにおちてしまいました。
まだ うみにはいったことのないズーは どんどんしずんでいきました。
「おかあさーん!たすけてー!」
「しっかりしろ!いまたすけてあげる!」
はなで じょうずにおしながら ずーを こおりのうえに もどしてやりました。
あざらしのなまえは ポリーでした。
「ありがとう!ぼくのなまえはズーです。」
「ぼくはポリー、なかよくしよう!」
ポリーは ズーに およぎを おしえました。
さかなのとりかたも おしえました。
かいめんから なだけだして こきゅうをすることも おしえました。
なつのほっきょくかいには おおきな シロナガスクジラたちが いっぱい あつまっていました。
ふたりは いちにちじゅう およぐくじらをみたり まわりでおよいであそびました。
そのかえりみち もうこおりのかいがんが ちかまったとき ポリーがいいました、
「ズー、あぶないからいそごう!」
ふたりは おおいそぎで こおりのきしにむかいました。
「ズー、もっときしからはなれよう!」
いま あがってきた きしには おおきなシャチが あたまをだしていました。
「あぶなかった。」
「ほんとだね。シャチはりこうだからこわいよね。」
「でも、ポリー、どうしてシャチがくるのがわかったの?」
「ズー、ぼくはね、あたまのうしろにもめがあるんだぜ」
そういうとポリーはうしろをむいてみせました。
「ほんとだ!」
ポリーの あたまのうしろには ちいさくてめだたないけれど
たしかに めがふたつ ついていました。
「ポリー、おしえてよ。どうしてきみはめがよっつあるんだい?」
そのむかし、ほっかいどうというしまにすんでいたんだって。」
「へぇ〜、そのほっかいどうって、どこにあるんだい?」
「ここよりあたたかいみなみのほうさ。」
「へぇ〜、どうして?」
「そのしまのにしのほうにあるなにかがばくはつしたんだって。
それからにんげんたちはみんないなくなり、
しまはどうぶつたちがしはいするようになったんだ。
でも、それからどうぶつたちのあいだに、びょうきがはやったり、しぬものがでたり、
ぼくのような、かわったこどもがうまれるようになったらしいんだ。」
ぼくは・・・みんなもってるてあしがないんだもの・・・。」
「そうなんだ、しまではきみのようにしろくはないくまが、たくさんすでいるんだけれども、
そのくまたちも、きみのようにてあしのないこどもがいっぱいうまれたって、
おとうさんからきいたよ。」
ずーっとみなみの あるしまぐにでは げんぱつじこが おきました。
しかし それからも そのくには げんぱつを もやしつづけました。
そして とうとう そのくにのげんぱつは ひとつのこらず ばくはつしました。
いまでは そのくにには ひとがひとりも すめなくなっていました。
そのくにの ぜんぶのげんぱつからは
いまでも たいりょうの ほうしゃのうが うみに ながれだしているのです。
すばらしいブログを発見しました。
まあこのブログを隅々まで読んでみてください。
http://ameblo.jp/ss0048/
こんなに若くてすばらしい方がこの日本にいるのかと感動してしまいました。
こういう人が若者の中からもっともっと出てくれば、日本はまだまだ立ち上げれると思います。
感動のあまり紹介させていただきました。失礼しました。