2013年11月03日

拝啓 天皇明仁様3


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拝啓 天皇明仁様

陛下、覚えてくださっておいででしょうか?「たかしズム」のたかしです。

私が前回、陛下にお手紙を差し上げましたのが、確か2009年12月でした。早いもので、あれから4年の年月が経ってしまいました。その間、何と申しましても、2011年3月11日に起きた、あの不幸な東北の地震・大津波が忘れることは出来ません。またその際、この国の政府と電力会社および巨大資本が過去に推し進めて参りました「巨大犯罪=原子力発電所」の、まさかの厄災が、ついに現実のものとなってしまいました。

陛下、私は前回お手紙の中で、当時の国民の窮状を訴えさせていただきました。事態はあれから、ますます悪い方向へ向かっております。この国の、まさに「宝」ともいうべき日本国憲法が、今変えられようとしています。国民の暮らしをますます貧困や不幸へと突き落とす消費税増税や社会福祉の切り捨て、とくに弱者から生活保護の権利を奪い、労働者から働く権利を奪う悪法の数々が、これでもかと法制化されております。現在の首相、安倍晋三は、近隣の国々、特に中国・韓国に対し、無用な挑発を行ない、あたかもあの「不幸な時代」を招き戻したいかのような、愚かな外交をいたしております。危険な軍用機をアメリカから言われるままに買い、当の放射能を陛下や、我々国民とその国土の上にばら撒いた原子力発電所を、再稼働するのみならず、諸外国に「輸出」までもしようとしております。

陛下、2012年3月11日、東日本大震災1周年追悼式が行なわれた際の、陛下の次のお言葉が忘れられません。

『震災のため原子力発電所の事故が発生したことにより、危険な区域に住む人々は住み慣れた、そして生活の場としていた地域から離れざるを得なくなりました。再びそこに安全に住むためには放射能の問題を克服しなければならないという困難な問題が起こっています。(中略)被災者や被災地のために働いてきた人々、また、原発事故に対応するべく働いてきた人々の尽力を、深くねぎらいたく思います。』

陛下の優しいお心がこもった、すばらしいお言葉でした。残念ながら、陛下のおっしゃる「再びそこに安全に住む」は、今や永遠に不可能であることが最近、徐々に明らかになってまいりました。また「原発事故に対応するべく働いてきた人々」は、その働きに見合う賃金を得られず、作業に伴う放射線で健康を損なっているのが現実でございます。それだけではありません。日本民族、特に、これからの日本を担っていく子供たち、陛下の若きお孫さんたちを始め、これらの日本の宝が、日々放射能の内部被曝を受けることは、まさに日本民族の「存亡」に関わる問題です。一方、主犯東電の犯罪者どもは、家族ともども我さきにと、海外へ逃げ出す始末です。

本来、これらの諸問題の解決に少しでも使うべき大事な金を、安倍首相はまさに「不要不急」のオリンピックに使うつもりでおります。その一方、国内諸都市においては、いわゆるレイシスト集団によるヘイトスピーチデモが毎週のように行なわれ、国内に在住する他民族を貶め、悲しませております。今日本は、昭和天皇が若い頃にご経験なされた「不幸な時代」に、何者かによって戻されつつあるように、私には思えるのです。

陛下、このお話には触れないつもりでおりましたが、4月28日サンフランシスコ講和条約締結の日を以ってこれを「主権回復の日」と称する記念行事に、陛下はご参列なさいました。私はかねがね、この日は「主権回復の日」ならぬ「主権喪失の日」であると主張をしてまいりました。この国が、アメリカの「支配下」に置かれる原因とも言える「日米安全保障条約」が締結されたのもこの日だからです。陛下の「国事行為」へのご参列は、とりあえず内閣の専権事項とはいえ、あの式典の最後における、悪夢のような場面を私は忘れることが出来ません。あの戦時中の「狂気」を彷彿とする「天皇陛下万歳!」に、終始戸惑いをお隠しにならなかった、陛下並びに皇后に、心からご同情を申し上げます。

さて、こんな中にあって先日、陛下ご主催の秋の園遊会において、一人の若者が陛下にお手紙をお渡しいたしました。彼は、今の日本国を憂う純粋な若者の一人です。この夏、参議院議員に当選し、大いに良い仕事をしてくれている若者であります。思いに至らぬところがあり、あのような場で不躾な行動を起こしたことは、本人も悔いております。しかし、彼にあの行動を起こせしめた「動機」は純粋なものです。願わくば、彼のしたためました訴えに眼をお通しの上、いずれの機会にでも構いません。何か「お言葉」をいただければ彼も喜ぶことでしょう。

長くなりました。お体にお気をつけご公務に励まれることをお望みいたしております。敬具
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参考スレッド



posted by takashi at 15:16 | Comment(6) | TrackBack(0) | 時事、政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
天皇陛下へのお手紙、思わず、涙がこぼれます。
たかしさんが、訴えておられる事の数々、まったくそのとおりです。
願わくば、明仁陛下のお目にとまり、
陛下が、安倍晋三を呼びつけて、「いい加減にせい!」と、
お叱りになってくださると良いのですが(笑)
それは、ともかく・・・・
日本国は、残念ながら、すべて天皇陛下の「お言葉」で動いてきました。さきの戦争を始めた時も、始めた戦争を止める時も、陛下の「お言葉」が必要でした。
明仁殿下のお父上は、戦争が終わってすぐに、自ら「人間宣言」をなさいました。(自分が現人神という立場って、どうだったのでしょうね? 気分が良かったのか悪かったのか、とても想像がつきません…笑)
そして、明仁殿下も、もちろん「人間」であり、「民主主義教育」を受けてきた方です。さて・・・・・
その明仁殿下に手紙を渡した山本太郎議員ですが、人が「人」に手紙を渡しただけでパッシングされる理由など、まったくありません。
ただ、わからないのは、山本議員の動機です。どういう結果を期待しての行動なのか? まさか、天皇の「お言葉」に期待したわけではないでしょう。
それにしでも、なぜ、天皇に?
戦争を始める時も天皇、やめる時も天皇、そして、原発を止めるのも天皇? まさかです。
日本国民は、いつまで馬鹿げた妄想を続けていくのでしょうか?

Posted by しろー at 2013年11月04日 00:01
 たかしさんのツイッターでも触れられていますが、山本太郎氏が天皇に手渡したとする手紙の偽物がネット内で出回っています。

 内容が余りにもお粗末なので調べると、山本事務所は手紙は公開していないから偽物であるとしていました。

 それにしてもネトウヨの犯罪的な議論の狡猾さ、特にネットの特性を利用した議論に勝つテクニックは、振り込め詐欺の巧妙さに匹敵する感じがします。

 最初は、偽者の手紙を根拠に山本氏はこんな無礼な手紙を天皇に差し出す、不敬だ、大逆だと騒ぎ、偽者だと山本事務所が言うと、偽者を作った人にネトウヨは騙されていたわけですから、偽者の作者に対してオレを騙してと怒らなければいけないはずなのに、偽者の作者のことは一切追及することなく、ネットに出回っているものが偽物というのであれば、本物を山本氏は示してそれが偽物であることを証明すべきだと迫ります。

 自分達にはネットに出回っている手紙の真偽を証明する義務はなく、偽者という山本事務所側に一方的にそれを証明する責任があるとする、お得意の証明責任を相手に押し付ける戦術です。

 機密保護法に反対している者が、自分の手紙は機密にするのかと言い、個人の新書と国家の報道弾圧とを意図的に混同してみせ、相手を追いつめにかかります。←今はこの段階です。

 山本氏が天皇への手紙を公開しなければ、やはりネットに出回ったものが本物なのだ、山本氏は天皇に無礼を働く国賊だと決め付ける、もし山本氏が天皇への手紙を公開すれば、その内容に瑕疵がなくても、天皇への親書を受け取った天皇の許可なく公開した、これは天皇を蔑にする行為であり大不敬だと言い騒ぎ、不敬に当たりそうな言葉を見つければ大逆罪だと騒ぐに違いありません。

 山本氏が手紙を公開すれば、やはりあれは偽物だったのですね、偽者を作った人が悪いと思います、山本事務所が嘘を言っていないことは分かりましたと、いった話には絶対にならないのです。その狡猾さがネトウヨの悪知恵の長けているところだといえます。

 ネットの世界ではデマを流している者が悪いという世間の常識は通用せず、デマを巧く使った者が勝ちであり、こんな偽手紙を作るのはネトウヨに決まっていますから、ネトウヨの自作自演なのですが、ネットの世界では朝鮮学校の生徒が制服を切り裂かるような事件は、すべて朝鮮人による自作自演とされる一方で、ネトウヨの自作自演は、最初にデマを流した者が批判されることなくやった者が勝ちとされてしまいます。

 ネトウヨはネットのこの特性を知り尽くした上で日々デマを流してネット内の世論を捏造して、自分たちの議論がネットの世界を制圧するように持って行き、今やネットの世界の覇者になっており、まともな社会人が、ネットという仮想空間でネトウヨを押さえるのは無理という状態に立ち至っていると、私には感じられてなりません。
 
Posted by 伊藤浩士 at 2013年11月04日 10:12
しろーさん、

>願わくば、明仁陛下のお目にとまり、
陛下が、安倍晋三を呼びつけて、「いい加減にせい!」と、
お叱りになってくださると良いのですが(笑)

それはマズイでしょう(笑)。それこそ山本太郎が「政治利用」したことになっちゃいますから。

>わからないのは、山本議員の動機です。どういう結果を期待しての行動なのか? まさか、天皇の「お言葉」に期待したわけではないでしょう。

期待したのは、まさに「お言葉」じゃあないでしょうか?まさかしろーさんのおっしゃるような「政治利用」を、最初から考えていたのではないと思います。山本太郎自身がそう言っておりますからそのとおりなのでしょう。

>それにしでも、なぜ、天皇に?

簡単ですよ。彼が「天皇主義者」だからですよ。単純に、純粋に、天皇を慕っているからです。他の大部分の「日本人」と同じですよ。ただ、そこまで彼が「天皇主義者」になるには、やはり過去の天皇の「お言葉」や行動、そして誠実な人柄に原因があると思います。かく言う私だって、明仁天皇については昭和天皇とは比べ物にならないほど親しみを感じておりますもの。
<私もずいぶんと丸くなったものだと最近つくづく思う>
http://takashichan.seesaa.net/article/117878505.html
Posted by たかし at 2013年11月04日 12:26
伊藤浩士さん、

自らは証明義務を一切果たさず「デマを言ったもの勝ち」のネトウヨの行動パターンが如実に現れていますね。先日も日本共産党が山本太郎の「懲罰動議」に、自民党と一緒になって賛成しているだのというデマが流れていました。それをネトウヨじゃない人までがリツィートしちゃうわけです。そりゃ「しんぶん赤旗」を読んでりゃ嘘であることはハッキリしてるわけですが、読んでなけりゃまんまと引っかかりますよ。「BSフジ」がニュースで流した、などという尤もらしい解説まで付くわけです。山本太郎の手紙にしても、2ちゃんねるの2次ソースをいとも簡単に信じこみ、リツィートしてしまう。こういうのがデマゴギーの恐ろしいところであり、ネトウヨたちが、デマを「最大の武器」とする理由だと思います。
Posted by たかし at 2013年11月04日 12:37
<やまだ>
 こんばんは。たかしさん。体調を崩されたそうですが、お元気そうでなによりです。
以下は、孫崎享 著 「戦後史の正体」からの引用です。

< マッカーサー元帥のための覚書  1947年9月20日

天皇の顧問、寺崎英成氏が、沖縄の将来に関する天皇の考えを私に伝える目的で、時日を約束したうえで訪ねて来た。
 
寺崎氏は、米国が沖縄その他の琉球諸島の軍事占領を継続するよう天皇が希望していると、言明した。(中略)さらに天皇は、沖縄(および必要とされる他の諸島)にたいする米国の軍事占領は、日本の主権を残したままでの長期租借――25年ないし50年あるいはそれ以上――の擬制にもとづいてなされるべきであると考えている。
            (マッカーサー司令部政治顧問シーボルト)
ここで昭和天皇はGHQ側に対して、「沖縄を半永久的に軍事占領してほしい」と伝えているのです。さらに驚くべきことに、沖縄の現実は今でも基本的にこの昭和天皇の要望通りになっているのです。>

これは思いっきり憲法違反ですね。「国政に関する権能」を有しまくりです。たかしさんが指摘していらっしゃるように、天皇の国民に対する絶大な影響力(私の叔父などは、「天皇」と聞くだけで、遠くを見つめ、目に涙を浮かべます。)を考えれば、どのような制度を持ってきたところで、天皇の存在が政治に影響を与えることは避けられないでしょう。天皇は存在自体が、「国政に関する権能」の固まりだと思います。
国務は「国事」と「国政」に分けるそうですが、「国事」の意味を辞書で調べると、「一国の政治に関する事項」とあり、分けがわかりません。法学では「天皇の関与することのない範囲を国政とする」と定義しているようです。すると、どのような政治問題に天皇が関与しようが、内閣が承認しさえすれば、「国事」として扱われ、許される。と、いうことですね。天皇が「アメリカさん、どうぞ沖縄を御自由にお使いください。」と言っても、内閣が承認すれば「国事行為だから問題無し」と、なるわけで、これは大変に恐ろしいことです。
従って、私は現行の象徴天皇制にも反対です。私が天皇陛下に手紙を書くとすれば、「どうか、京都御所にお戻りください。」と書きます。
天皇は京都御所に引きこもり、俗世とは一切関らず、悠々自適に隠遁生活を送る。そして一般国民は天皇に興味も関心も示さない。というのが、本来の日本の天皇のあり方だと思います。大和朝廷はそうして生き延びてきたのでしょう。雅子様の「適応障害」も、きっと改善するはずです。
Posted by やまだ at 2013年11月04日 23:54
やまださん、こんにちは。

「戦後史の正体」は私も読みました。マッカーサー元帥のための覚書は、日付的にも日本国憲法が発効した1947年5月3日よりも後ですので、完全に「憲法違反」ですね。沖縄県民が聞いたら卒倒しそうな話ですが、これは一種の「密約」です。現在の沖縄の状況というものは、当初から「運命付け」られていた。恐ろしいことです。

私は以前から「日本国憲法で改正すべき箇所が一箇所だけある。それは天皇条項である。天皇制をこそ改めて、名実ともに主権在民にするべき」と言ってきました。天皇には全ての国民と同じ「権利」を与え、現在ある「権能」は無くすべきだと思います。持っている資産は「既得権」として認め(その額は莫大なものですが)、芸能事務所や牧場経営、那須に貸し別荘でも作って(尤も放射能のホットスポットなので客は来ないでしょうが)生活してもらいたいと思います。
Posted by たかし at 2013年11月05日 11:02
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