内閣府の下に属する宮内庁は、果たして何のために存在するのか？宮内庁の「使命」とは一体何なのか？憲法で規定された「象徴天皇」と、そのご家族の生命を守るのが、宮内庁に課せられた最大の「責務」ではないのか？と、私は思っている。
しかるに宮内庁は、天皇のお世継ぎであられるお孫さんたち（浩宮及び秋篠宮の子供さんたち）を何故、ウクライナのキエフよりも放射線量の高い、東京から避難させないのか？
ここで思い出すのが、３．１１直後の枝野官房長官のセリフである。「スピーディ」のデータを公表しなかったのも、避難範囲を３キロ、１０キロ、２０キロと「小出し」にして、いたずらに被爆者を増やす結果になったのも、すべて「パニックを防ぐため」だったと、奴は説明しているではないか？
私が疑っているのは、宮内庁の「不作為」もまったくこれと同じなのではないか？ということである。「下手に天皇のお孫さんたちを避難させたならば、国民がパニックを起こす、だから東京の汚染がどのように進んだとしても、彼らを東京から避難させてはならない」と、このように政府から言われているのではないか？
私は、天皇のお孫さんたちの健康を守るために、彼らを少なくとも関西方面、出来うるならば海外に移住させるべきだと思うが、皆さんはどう思われるだろうか？愛子様が成人なさって「奇形児」を生むようなことがあったら、我々国民はどうするのだ？また、今後もご懐妊の可能性のある、紀子様や秋篠宮の夫人も同様に、安全な地域に避難させるべきであろう。
もしも、宮内庁が、経済産業省や文部科学省とグルになって、国民にパニックを起こさせないために、天皇家を利用しているとしたら、どうだろう？「東京電力経営陣や経産省官僚の責任」を覆い隠すために、天皇家を「犠牲」にしているとしたらどうであろう？とんでもないことだと思うのである。
昨日、６月２５日。「新右翼」の人達によるデモ行進が東京で行われたが、そのシュプレヒコールの中にさえ「皇室の健康を守れ！」「愛子様を避難させろー！」といった主張が無いことに、私は大きな「違和感」を感じた。何故、右翼の彼らが、そこに気づかないのか？「左翼」の私でさえ、こんなに心配しているというのに。
posted by takashi at 19:31
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時事、政治
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いつも貴ブログを楽しみにしております。
おっしゃるように放射能は、右も左も、人種や民族、身分の上下にかかわらず深刻な被害をもたらしますね。
日本国の大切な象徴として天皇ご一家には、一族郎党を引き連れて一刻も早く国外に避難あそばされることを希望します。できましたら、こんな危険な日本です、もう二度とお帰りにならないことも重ねて希望する次第です。
私も、多少「皮肉」を込めたエントリーでしたが、愛子様を始め、子供たちには「罪」はありません。これだけは本気で申し上げたつもりです。昭和天皇とは違い、明仁氏にも戦争責任はありません。個人的には、シンパシーを覚える点も多く、天皇家には今の私はそれほどの「悪印象」は持ってはおりません。私も歳とともに丸くなったなあと、思う今日この頃です。
それだけに天皇制という賞味期限切れのいびつな制度によってさまざまな権利を剥奪され、自由さえない彼らが気の毒でなりません。優秀な外交官がこの制度に組み込まれ、お姫様になったとたん心に重い傷を追われたのですから、この制度がどれだけ欠陥を抱えたものなのか推して知るべしです。
なのにそれを利用して「君が代日の丸」を強制したり、憲法を変えようとしたり、日本をキナ臭い方向に持っていこうとする右巻き連中が、なおさら許せません。
つまるところ天皇制は最大の人権侵害装置。そんなクビキから、天皇一家も国民も、早く解放されるといいなと思っています。
こんごとも、よろしくお願いいたします。
かつて昭和天皇は関東大震災と大戦末期に安全な場所への避難を献言されましたが、
「民が大勢苦しんでいるのに朕だけが逃げてどうする」
と言下に拒絶されたというエピソードを聞いたことがあります。
現在の陛下も計画停電に合わせて御所の電気を切るなど「被災者と苦労を共にしたい」という大御心をお持ちですから、仮に同じ献言を受けられても拒否されるはずです。
その一方で霞が関の官僚や東京電力の役員はちゃっかり家族を遠方へ避難させてるのでしょうね。
国民の税金をたっぷり使って・・・
ありがとうございました。
＞大御心をお持ちですから、仮に同じ献言を受けられても（避難を）拒否されるはずです。
確かに私もそのとおりだと思います。しかし子供たちは別です。彼らだけは、絶対に放射能から守るべきだと思います。天皇もそれをお望みのはずです。そこを忖度（そんたく）するどころか、経産省とつるんで国民を騙すために天皇家を「利用」している、というのが今の宮内庁ではないでしょうか？
明仁氏の人格については、私も何度もエントリーにあげております。日本の「右傾化」にむしろ歯止めをかけるような発言すらなさっています。日本共産党は、天皇制を「当面の問題」から外しました。私の個人的感情としても、天皇家を含む全ての子供達を避難させるべきだと思っています。
＜拝啓 天皇明仁様＞
http://takashichan.seesaa.net/article/106214674.html
＜拝啓 天皇明仁様２＞
http://takashichan.seesaa.net/article/136288165.html
＜たかしの「愛国心」＞
http://takashichan.seesaa.net/article/126062944.html
＜ある日の避難所＞
http://takashichan.seesaa.net/article/197304186.html
＜坑道のカナリヤ＞
http://takashichan.seesaa.net/article/206151991.html
注）私は、このような「皮肉」なエントリーも書いています。しかし、宮内庁の意図が、天皇家の「存続」よりも、国とグルになって「国民を騙す」ことにあることが分かったので、今回のようなエントリーを書きました。なにしろ、私が３．１１以降は、天皇ご一家を絶対に行かせないだろうと思っていた、ホットスポットの「那須御用邸」に、何と！お子様たちを含む皇太子ご一家を、宮内庁は「ご静養」に行かせているのですから！経産省の「安全デマ」に、皇室を利用していることは間違いないでしょう。
oyoyoさんが「右寄り」だったとは、知りませんでした（笑）。
真ん中のチョイ右という古いタイプの平均的日本人なんですよ。
「反天皇制」とか「死刑廃止」といった考えには躊躇しますが、憲法（特に９条）は変えるべきじゃないと思いますし、周辺各国に対する在特会はじめバカウヨ連中のヘイトスピーチは『日本の恥』だと断じています。
それはさておき
確かに官僚が省利省益のため皇室を利用している可能性はありますね。
戦前も軍は統帥権、つまり大元帥である陛下の臣下であると当時の憲法や軍人勅諭に明記しながら、現実には軍人や官僚により御上が望まない戦争が遂行されました。
そして行き詰まった挙句に「御聖断を仰ぐ」という形で軍人や官僚が逃避したのが昭和２０年８月１５日です。
時々思うのですが、本当にこの国のエリートたちには「愛国心」がありませんね。
在特会も愛国を叫ぶならまず官僚を攻撃すればいいのに・・・
乱文失礼しました。