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「部隊がやったことは村々の襲撃、略奪、暴行、殺人でした。ある部落で乳飲み子を抱えた30歳前後の女性を拉致し、連日乱暴するため一緒に行軍させました。逃げ出さないように女性は裸です。ひとりの兵士が赤ん坊が邪魔だと谷底に投げ捨てると、女性は後を追って身を投げました」(2011年11月2日「しんぶん赤旗」)
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元日本軍兵士、今年91歳の近藤一氏の証言です。多くの兵士が生涯「沈黙」を守って死んでいく中で、氏の行動は、誠に勇気のあることだと思います。
さて、この話、どこかで聞いたことありませんか?そうです、このブログでも2回にわたってご紹介したことのあるアメリカ映画「カジュアリティーズ」(ブライアン・デ・パルマ監督)です。他にコメント欄でも、ことあるごとに触れたことがあります。
懐かしの映画1
http://takashichan.seesaa.net/article/138292132.html
懐かしの映画3
http://takashichan.seesaa.net/article/162531794.html
この映画と同じことを、日本軍はやっていたのですね。ネトウヨのうちの何人かは「このような強姦事件が起きないように日本軍は『慰安所』を作って、慰安婦を囲っていた。基本的に日本軍は慰安婦を行軍に連れて歩くことはなかった。」などと、何の根拠もないのにほざいておりました。これが大嘘であることがこの証言からはっきりしました。同様の証言は、他でも見ることは出来ます。私たちは、私たちの祖父の世代が行なった「犯罪」にもっと正面から向き合わなければなりません。目を背けずに見ることで、私たちに「未来への目」を開かせてくれるのだと思います。
さしあたって「南京!南京!」「ジョン・ラーベ」などの映画の一般公開が実現することを希望いたします。
2011年11月11日
「カジュアリティーズ」再考
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ネトウヨ大賞を受賞した馬鹿は今もほざいているようですね。相変わらず「人の心の欠片もない」見下げ果てた下衆です。
http://bit.ly/u2veRC
時代が時代なら、多分コイツは、自分の嫁さんや娘をも平気で「姦る機械」として軍に売り渡すことでしょう。
ああ、あの馬鹿makotoのことですね(笑)。
http://takashichan.seesaa.net/article/137895720.html
http://takashichan.seesaa.net/article/162644246.html
http://takashichan.seesaa.net/article/194152959.html
残念ながら、「ネトウヨ」ではありません(笑)
記事とは直接関係ない内容で恐縮なのですが…
私もタカシさんと同様、若かりし日に本多勝一氏に出会い、
以降その著作を貪るように読み、多大な影響を受けてきました。
当然ながら、永らく「週刊金曜日」の購読者でした。
「でした」と過去形なのは、つい最近購読をやめたからです。
言うまでもなく、近年の「佐藤優現象」に代表される「変節ぶり」が、その理由です。
正直、購読をやめることには、ためらいもありました。
私にとっての長い間、「本多勝一」と「週刊金曜日」が、ある部分の拠であったからです。
今でも、葛藤があります。
それで、失礼ながら私同様、本多氏に多大な影響を受けたとされるたかしさんのご意見を、
お聞かせ願えたら、と思いコメントさせていただいた次第です
現在の本多氏は以下の内のいずれの状況にある、と推察されるか?
1、「金曜日」編集部と同様に、積極的に右へと擦り寄っていってる。
2、 編集部の方針には反対だが、何らかの事情で沈黙している。
3、高齢ゆえ、そもそも今の状況が把握出来ていない。
希望的観測を述べるなら、せめて3、であって欲しい。
それはそれで寂しいことだけど…。
「無意味」な質問かもしれませんが、ご意見を聴かせて頂けたら幸いです。
私が「週刊金曜日」を取っていたのは、創刊から数年間でした。止めた理由は、やはり「本多色が薄くなったから」です。創刊号だけでも取って置けば、プレミア価格がついたかも知れません(笑)。しかし、スペースの関係ですべて処分してしまいました。それ以来「週刊金曜日」は読んでおりません。したがって私は、やすさんの仰る「近年の『佐藤優現象』に代表される『変節ぶり』」については、何もわからないのです。
>現在の本多氏は以下の内のいずれの状況にある、と推察されるか?
>1、「金曜日」編集部と同様に、積極的に右へと擦り寄っていってる。
>2、 編集部の方針には反対だが、何らかの事情で沈黙している。
>3、高齢ゆえ、そもそも今の状況が把握出来ていない。
これについては、残念ながら私は答えることはできません。現在の本多氏の著作は全く読んでいないからです。私は、私が過去に読んだ本多勝一の著作を愛し、その生き方を自分の「原点」にしているだけです。なお、私が多少「本多勝一論」らしきことを語っているコメント欄が、以下のエントリーにありますので、もしよろしければお読みください。
<祝*口曲総裁誕生>2008年09月22日(本多勝一論その1)
http://takashichan.seesaa.net/article/106945211.html#comment
<YouTubeについて>2009年06月25日(本多勝一論その2)
http://takashichan.seesaa.net/article/122182063.html#comment
そもそも、第三者であるたかしさんに、お聴きする問題ではないことも重々承知しております。
お教え頂いたエントリーは参考にさせていただきます。
これからもこのブログが「変わらず」、末永く続くことを願っております。
ご自愛ください。
さっさとこのブログ終わってほしい。