2011年09月20日

ジョン・デンバーのこと


アメリカの音楽と言えば、まず何よりも「JAZZ」である。

JAZZには及ばないものの、アメリカを象徴するもう一つの音楽は「カントリー」ではないかと思う。JAZZにくらべてカントリーは「保守的」な音楽と見られてきた。主に南部で発展した「白人」の音楽であることが、その理由。元々アイルランド・スコットランド系の移民が演奏していたものが、ブルーグラスや、現代のカントリーウェスタンに発展した。一般にメロディックで、アコースティックなサウンドが特徴だ。それらは、ボブ・ディランやジョーン・バエズなどといった「フォーク」の系譜にも繋がっている。そのことから言えば、必ずしも「保守的」ではなく、アメリカの中の「反体制」にも支持されて来たのが、このカントリーミュージックである。我らがジョン・デンバー然り。尤も彼を「反体制」と呼ぶのは、ちょっと買いかぶり過ぎかも知れないが・・・。

ジョン・デンバーに惹かれたのは10代の頃か?その音楽の明るさ、人柄、そしてメロディの何とも言えない美しさが、私の心を捉えた。「カントリーロード」「太陽を背に受けて」「緑の風のアニー」「悲しみのジェットプレーン」・・・。自然保護活動にも熱心だった彼は、ジャック・クストー船長の「カリプソ号」を歌った歌もある。

その彼が、自ら操縦する小型ジェット機で消息を絶ってから、もう四半世紀が経とうとしている。「悲しみのジェットプレーン」を地で行く最期が、なんとも悲しい。







posted by takashi at 18:54 | Comment(5) | TrackBack(0) | 映画・文学・音楽など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは
やっぱりカントリーロードが浮かびます。
カントリーはある意味「良きアメリカ」の象徴でしょうね。白人の歌である事はjazzと違う大きな意味があると思います。
Posted by 飯大蔵 at 2011年09月20日 22:12
飯大蔵さん、よくいらっしゃいました。
古いLPレコードで、ジョン・デンバーを今聴いています。最近はHDDにダウンロードできるサービスもあるようですが、WEBにカード情報を載せるのがいまいち抵抗があって、利用してはおりません。LPレコードの多くは、Onkyo製の変換器でデジタル音源に変えましたが、何しろ手間がかかって全部は終えてません。ジョン・デンバーは、アメリカの良き面、善なる面を代表する歌手だという気がします。日本で言えば坂本九あたりかなと。

ところで<ある日のツィッター3(幽玄佐東)>はもうご覧になりましたか?大変面白いので、是非見て行ってください(笑)。
http://takashichan.seesaa.net/article/225135188.html
Posted by たかし at 2011年09月20日 23:44
世代間のギャップですかね?
私は、ポップス(帝王マイケルさん)やラップってイメージが強いですね。
Posted by Suica割 at 2011年09月21日 12:58
>その彼が、自ら操縦する小型ジェット機で消息を絶ってから、もう四半世紀が経とうとしている。
…って、お亡くなりになったのそんなに前だったっけ?と思ったら、Wikipedia情報で恐縮ですが、1997年没になってた。
四半世紀前じゃ80年代中頃っすよ>たかしさん

ちなみに俺が「カントリー・ロード」を知ったのは「耳をすませば」で本名陽子が歌っていたのを聞いたのが最初w
Posted by 無名の名無しさん at 2011年09月22日 15:59
>Wikipedia情報で恐縮ですが、1997年没になってた。

あ、ホントだ!しーましぇーん( ^ ^ ;ゞ
Posted by たかし at 2011年09月22日 16:10
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