2011年05月31日

武田邦彦が「反原発」だと思っている「お人好し」の皆さんへ!

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武田邦彦という「御用学者」が、民放のみならず、例えば岩上安身氏のUSTREAMインタビューなどにまで登場して、アルコールでハイになった状態で妄言を吐いたりしている。そもそも「御用学者」でなければなれない「内閣府原子力委員会・原子力安全委員会」委員などという経歴を見れば、この男の素性などバレバレだと思うのだが、それを見抜けもせず、どういうわけかネット上には、この男を盛んに「擁護」する者がいるのには驚いてしまう。武田の本質を理解するため、以下に当の本人の書いた文章を引用する。

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「どうしたら被ばく量を減らせるか」という重要なときに基本的な話をするのは何となく気がひけますが、メールのご質問も多くありますので、原子力の推進と反対についてわたくしの考えを述べます。
原子力には推進派と反対派がいて、推進派の中でも、何が何でも推進という人と安全な原子力を推進したいという人と2種類があります。
反対派の方も、原子力は安全じゃないから反対と、人生観や思想的に絶対に反対という人たちがいます。
つまり、
1)   何が何でも推進
2)   安全な原子力なら推進
3)   原子力は不安全だから反対
4)   何が何でも反対
のグループがいるという訳です。
・・・・・・・・・
日本社会は少し過激になるところがあり、現在の原子力関係では、「何が何でも推進」と「何が何でも反対」の人達が力が強く、私が考える妥当な見方、つまり上の2と3は排斥されるのです。
わたくしは「安全な原子力なら推進」という考えです。つまり、これから原子力を推進していくためには、事故が起これば推進することができないというのがわたくしの考えです。
わたくしは原子力安全委員会専門部会で「地震で倒れるような原発をよくない」と主張したのですが、そのような考えは現在の原発の議論の中では「異端」なのです。
(中略)
わたくしにしてみれば、「安全な原発推進派」というのは「墜落しない飛行機は賛成」というのと同じですから、当たり前のように感じますが、それが異端になるという日本の状態を変えなければならないと思っています。
(平成23年3月25日 午後10時 執筆)
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何かこう、奥歯にイカの足が挟まったような文章だと感じる方も多いであろう。私には武田邦彦が、3月11日以降、慌ててて「軌道修正」をして、その「アリバイ」工作を、トンマにも「事後」になって行なった、としか読めないのが、この文章である。にもかかわらず世間には、事故後のテレビでの一見「威勢のいい」発言を聞いて、騙される人間は後を絶たないようである。私のエントリー<緊急情報募集!原発御用学者一覧>の中でも、武田氏を擁護する方がいらっしゃった。その部分を、私のお答えと共に書き抜いてみる。
http://takashichan.seesaa.net/article/193202255.html

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武田邦彦先生は、リストに載せなくて良いのでは?
この国では、原子力を使うのは無理と言っていますよ。ひとの命を何とも思っていない人達がお金で原発に繋がっていると。内部告発のようなこともテレビで言っていますし。新潟の原発事故のときに、日本が原発を見直す機会だったが、また起きてしまったと。日本の原発は震度6で壊れるから、止めろとも言っていました。
Posted by たかはし at 2011年04月13日 01:53

【たかし】
yuukinohanaさん、たかはしさん、ありがとうございます。

>武田邦彦先生は、リストに載せなくて良いのでは?
>この国では、原子力を使うのは無理と言っていますよ。

私はそうは思いません。ある意味武田邦彦は「最も問題のある学者」だと思っています。何故ならこの男は、たかはしさんのような「勘違い」を、人に起こさせるような「言動」を常に行なっているからです。それは、この男の「処世術」が、まんまと成功している「証拠」でもあります。この男の「本質」を見抜くには、この男の言っていることを見るのが一番でしょう。
>わたくしは「安全な原子力なら推進」という考えです。つまり、これから原子力を推進していくためには、事故が起これば推進することができないというのがわたくしの考えです。
一見「マトモな」ことを言っているように見えるかも知れません。しかし、それこそが問題なのです。何故ならば要するにこれは「原発推進」以外の何者でもないからです。「事故が起これば推進することができない」というのは「事故の起きない原発を推進しよう」と言っているのと全く同じです。この男は絶対、ほとぼりが冷めたら「原発推進」を言い始めるに決まっています。レトリックに騙されてはいけません。
政治の世界にもこの「手合い」がゴマンといます。一見「過激」で「大衆受け」のする言動で人気を集め、害毒を垂れ流している連中が。現職の名古屋市長や大阪府知事を見れば、それがよくわかるでしょう。

Posted by たかし at 2011年04月13日 09:35
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ここに面白い映像があるので見て欲しい。

http://www.youtube.com/watch?v=cJj_wLG0guM&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=uhYKfsWv6J4
http://www.youtube.com/watch?v=OlTnK2PTp84&feature=related

ゲストとして二人の「御用学者」と一緒に呼ばれた武田邦彦の「表情」を観察してみてもらいたい。一番手前に座った武田邦彦の「挙動」が、実に笑えるのだ。小さな机に3人座らされて迷惑そうな顔が、ありありと見て取れる。一人で呼ばれるときは、あれほど「雄弁」に「原発安全デマ」をこき下ろしていながら、この場での武田氏は終始黙りこくったままだ。居心地悪そうに終始「あさって」の方向を見ており、決して他の二人と眼を合わせようとしない。都合が悪いのだ。無理もない。何故なら他の二人は武田のことを、よく知っているから。その昔、同じ釜の飯(毒饅頭)を食った仲、御用学会の酒席では意気投合して「原発推進」を語らいあった仲、なのである。だから奈良林直も諸葛宗男も、3月11日以降、さんざん「安全デマ」を垂れ流してきた張本人なのに、武田は一言も苦言を言わないのである。だからこその「だんまり作戦」なのである。だからこそ終始「あさって」の方角を眺めているしかないのである。そんな武田であるが、たった一箇所「ゼオライトが期待できない」という意見を述べている箇所では、突然に雄弁になる。どうでも良い、差し障りの無い場面では、がぜん元気になって「知識のひけらかし」を披露している(笑)。このテレビ局もかなり「人が悪い」。小さな机に3人を押し込めたようなセッティングは、武田にとってまさに「針のむしろ」だったろう。
posted by takashi at 17:34 | Comment(11) | TrackBack(0) | 武田邦彦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
民主も自民も糞です。糞だらけの日本でどうして真実を見抜くかが問題、すべての情報に触れて判断するべき。自身の思想立派なんだろうけど・・・どうであれ日本で経済活動して暮らしているのだから日本の体制で暮らしてね
Posted by くず民主党! at 2011年05月31日 20:24
いつもながら、たかしさんのタイムリーなご指摘に、さすが!とうなづいております。

武田氏は、ワイドショーなどでは、除染の仕方や被曝計算方法など、「逃げられない主婦」に向けて、知恵を授けるといった感じで信頼させています。

国会に参考人で出たときは、原発推進議員や官僚が相手なので、「私は,原子力発電は止めるべきである!という考え方はとりません」とはっきり推進派宣言。

反原発ジャーナリスト岩上氏の前では、推進派の
一般庶民向けのうそのつき方などをとくとくとレクチャーし、完全に反原発に転向したかのようにふるまってましたね。

相手によってころころ態度を変えるというのは
学者としても、人間としても最低といわざるを得ません。まったく信用できません。
ブログにも、自分で自分をほめるような所が感じられます。

正直、人間性も小出先生とは対極にあるような気がしています。


Posted by naoko at 2011年06月01日 15:37
そもそもがウラン濃縮の仕事をしていたような人が、原子力というものに根本的な批判をする立場なわけない。

しかしです。問題は、反原発の人も含めて、武田氏ほどに具体的に、早い時期から、被曝を避けるための具体的な方策を一般の人達に提供できた人がほとんどいなかったということ。

彼は既に3月末頃には、学校の問題や食物の汚染について触れて、少しでも被曝を少なくするにはどういう行動をとるべきか、という情報を提供している。一般国民にとっては、原子炉そのものよりも、今はこっちのほうが重要なのだと。結果的に、それは正しかった。

ところが、小出氏などは4月になっても東電の誤情報に飛びついては再臨界だの原子炉の方の危険を煽ることばかり言っていたわけです。

3月末ごろ、同僚の京大の今中氏などは飯舘村に入って、汚染マップを作成していたわけです。これは、原発北西部のホットスポットに注意を喚起した英雄的な活動でした。

はたしてこの3人の活動を比較して、誰が本当に有益な情報を国民に提供し得たか、冷静に考えてみる必要があると思います。
Posted by ぽげむた at 2011年06月02日 00:48
http://www.minusionwater.com/takeda.htm

武田邦彦氏は原発推進

2011.05.26


ブログでさかんに情報を発信している、中部大学教授の武田邦彦氏が国会に参考人として出席し、意見陳述の後半(7分25秒から)で、自分の技術論として、原発は推進すべきだという持論を述べました。

下記に動画があります。
http://www.youtube.com/watch?v=kONQ-7uAaUo

>ぽげむた
武田の信者さんかい?

武田が推進派なのは明らかだよ
身体張って和歌山の日高原発を阻止した京大の小出先生と今中先生を武田みたいな推進学者と一緒にしちゃいけない
Posted by NDDS at 2011年06月02日 19:33
> しかしです。問題は、反原発の人も含めて、武田氏ほどに具体的に、早い時期から、被曝を避けるための具体的な方策を一般の人達に提供できた人がほとんどいなかったということ。

これ、リアルタイムで読んでました。
確かに、注意喚起としては意味があったと思いますよ。

私は、ブログで興味を持って、Amazon で本を買おうかと思ったのですが、過去に出版された本を見て、「本を売るためにコロコロ持論を変えている」としか思えません。

過去には、反エコで本出しまくっているのに、3月以降は原発関連で本を出しまくっているのを見れば、明らかじゃないでしょうか。
Posted by 原発反対 at 2011年06月02日 20:08
あまりにも気になる発言があったので、追記。

> 彼は既に3月末頃には、学校の問題や食物の汚染について触れて、少しでも被曝を少なくするにはどういう行動をとるべきか、という情報を提供している。一般国民にとっては、原子炉そのものよりも、今はこっちのほうが重要なのだと。結果的に、それは正しかった。

これって、3/31付けの
http://takedanet.com/2011/03/post_ac85.html
の記事のこと?

3/31付け記事から、
> 日本人の場合には、放射線が0よりも1.5ミリシーベルトの方が健康であると考えられています。

これが正しいと言えるの?

小出助教が『隠される原子力・核の真実』の1章で説明しているけど、現在は「直線・しきい値なし」仮説が正しいとされている。
つまり、低線量でも癌などの影響があることが、原爆被爆者らのデータから明らかになりつつある。
「低線量なら安全」とする意見を述べていて、「結果的に正しかった」とどうして言える?

この低線量被曝の危険性については、「宝島 2011年 07月号」でも解説されている。
http://www.amazon.co.jp/%E5%AE%9D%E5%B3%B6-2011%E5%B9%B4-07%E6%9C%88%E5%8F%B7-%E9%9B%91%E8%AA%8C/dp/B0050OP9YS/ref=sr_1_2?s=books&ie=UTF8&qid=1307014577&sr=1-2



しかも、同じ3/31付けのブログ記事
> Q.福島原発が放出する放射線量について、全く問題なく、更には、この放射線量は低線量率放射線であり、むしろ、身体に良く、病状が快方に向かうという研究者がおられます
> A.1.5まではその研究者の言われる通りなのですが、

って書いているけど、ここでいう研究者って「稲 恭宏」のことじゃないの?

原発業界御用学者リスト@ウィキで「トンデモ系」に挙げられている学者じゃないか。
http://www47.atwiki.jp/goyo-gakusha/pages/24.html

この研究者の言っていることを正しい、って一体。。。

この武田邦彦と、2011年5月23日(月)に国会で行われた院内集会に参加し、20ミリ撤回を応援した小出裕章氏(京都大学原子炉実験所助教)を比較すること自体、無意味。

参考) 小出裕章氏「子ども20ミリ撤回!院内集会」で激励
http://ameblo.jp/kiki77777/entry-10902325012.html
Posted by 原発反対 at 2011年06月02日 20:42
皆さん、
稲先生の「爆笑画像」。消される前に見てね♪
http://www.youtube.com/watch?v=aKSpY8nT4PA


Posted by たかし at 2011年06月03日 03:37
稲先生!
正気ですか?
Posted by あるふぁ at 2011年06月03日 17:19


精神病院いきだな(藁

Posted by sumida5 at 2011年06月03日 19:33
【たかし】

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科学者の日記110609 日本を二つに分けたらどうか?
http://takedanet.com/2011/06/110609_56af.html
日本はおおよそ国家としての形ができて以来、「一つの国」としてまとまってきた。
日本のお城は街の中心にあり、お城の回りに堀が巡らされている.
お城には「お殿様」がおられて民を守ってくれている.お殿様の上には天皇陛下がおられ、国民の安寧を日々、お祈りいただいている。
どんなにお殿様が偉くなっても天皇陛下にはなれない。そんな秩序も日本文化には大きな影響を及ぼしてきた。
そんな中で民は安心して生業に励んだ。
自分の土地の中央に家があって回りに庭がある.玄関と言っても植え込みがあるだけで解放されているし、昼は玄関も縁側も開けっ放しだ。
盗賊も馬賊もいない。
・・・
中国は秦の始皇帝が中原を支配して以来、形としては一つの国のように見えるが、実は単に「支配者」が居るだけだった。
中国の民は城壁の中で生活し、家も外側が壁で入り口は一つ、庭は中庭方式である。
中国は国というものがなかった。だから、街を城壁で守り、家を壁で守る以外にはない。
日本のようにお殿様だけが城壁の中にいると、たちまち盗賊や馬賊が襲来し、民は皆殺しに遭うからだ.
・・・
中国人は「国」に住んだことが無いので、もちろん「国」を信用していない.むしろ、国の指導者は自分たちの儲けのためにウソをつくということを前提にしてニュースを聞く.
中国人は、「ウソをつき、お金がすべて、誰も信用しない」と言われる。日本人から見ると「汚い」と思いがちであるが、国が無ければベストの生活の仕方だろう。
・・・
日本も、
1) 誠実で、お金は2の次、愛する家族、信頼できる友、誠実な社会、誇りの持てる日本、
2) ウソをつき、お金が全て、誰も信用出来ないという日本、政府が無いようなものだから考え方によっては気軽、
の2つに別れたようだ。
東電、保安院、菅政権、東大教授、放射線医師などは中国式の国を尊敬しているようなので、中国風の日本、2)に行ってもらい、私は伝統的な日本、1)に入りたい。
原発事故が起こってから、良く
「何を信じたらよいか判らない」
と言う人がいる。中国風日本で何かを信じようとすること自体が無理である.
信じて生きたい人は1)に、誰も信じることができず自分で判断したい人は2)に移動すると迷いも無くなるだろう.
・・・
1990年頃、バブルが崩壊したが、それは経済的なことで、もっと深刻な日本社会の崩壊が起こっていた。
それからというもの、国債の異常な発行、年金の不正処理、ゆとりの教育の欺瞞、リサイクルとダイオキシン騒動、温暖化詐欺、一年交替の首相など、これまでの日本にはあり得なかったことが続いた。
日本では「子供は宝」だったが、1990年からは「子供は金儲けのダシ」になり、今回も子供にもっと厳しい1年20ミリの被曝を課した。
・・・
日本は信頼できる政府の崩壊と共に、日本人の中国人化が進んでいる.
(平成23年6月10日 午後3時 執筆)
                           武田邦彦

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(C) 2007 武田邦彦 (中部大学) 引用はご自由にどうぞ
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一体何が言いたいのだろう?全く理解に苦しむ文章だ。
Posted by たかし at 2011年06月13日 09:45
>科学者の日記110609

タイトルこそ「科学者の日記」ですが、書いてあることはネトウヨレベルの妄想ですね。
この日記のどこに科学があるのだろうか?
Posted by あるふぁ at 2011年06月14日 17:06
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