<中国のストライキに思うこと>
http://takashichan.seesaa.net/article/154634621.html
----------------------------------------------------------------------------------------
「ドキュメンタリーWAVE」中国"春闘"最前線 〜日系企業は何を突きつけられたか〜
今、最大のチャイナリスクのひとつといわれているのが、中国に進出した日系企業が直面する労使問題だ。去年、中国各地で、日系企業を中心にストライキが燎原の火のごとく広がった。急激な物価上昇や若年労働者の権利意識の高まりなど、大きく変わる労働事情のなかで、日系企業はいかなる姿勢であらたな労使関係をつくりあげ、「春闘」を乗り越えていけるのか、中国沿海部に進出した、ある日系企業の現場を追う。
http://www.nhk.or.jp/documentary/
----------------------------------------------------------------------------------------
ここで重要なのは、八千代工業株式会社の中国人労働者がすべて「正社員」だということだ。中国に進出した日本企業は、日本で行なったような「分断」をすることは許されていない。日本企業といえども、中国では中国の、ヨーロッパではヨーロッパの、労働法制に従わなければならないからだ。つまり日本でやっているような「横暴」が法律上、海外ではできない。だから日本企業は「生産調整」を「日本国内」で行なっている、ということを述べたのが、上記の私のエントリーだった。
中国では労働組合のことを「工会」と言うらしい。指導部は団体交渉の席で、同業他社の給与明細を社長に突き付け、自分たちの賃上げを迫る。日本人社長は回答を避け、先送りする。そうこうしているうちに、組合の指導とは関係なく、社員たちが自主的に「職場放棄」を始める。その余波は別の生産部門にも、瞬く間に伝わっていく。そして、みごとに脱落者のいないストライキに発展する。
最後には、社長は組合の提示よりもさらに高い水準を、呑まざるを得なくなる。さらに社長は、労務管理政策について、社員の意見を取り入れる約束までさせられることになった。組合の完全な勝利である。このような「絵に描いたような」労働運動が今、中国では展開されている。我々日本人労働者が、もう何十年も前に忘れ去った、真の労働運動の姿だ。中国の若者のバイタリティと反骨精神に、清々しいものを覚えた。この「春闘」の一部始終の撮影を、NHKに許した八千代工業現地法人社長の勇気を、最後に賞賛したい。
再放送は、5月1日 (日) 19:00〜19:49
再々放送は、5月5日 (木) 23:00〜23:49

【時事、政治の最新記事】
- 我が総統閣下のもとに、 新たなる大..
- 一億総火の玉となつて 大東亜の積極的平..
- 朝日の読者てのはユーモアが分からないらし..
- 面倒くさいから4月からの報道ステーション..
- 古舘よ!生き恥をさらすな!報ステを辞めろ..
- 「当然、放送法という法律があるので、まず..
- 安倍政権の「移民政策」に物申す。
- 野間易通氏の卑怯な振る舞い
- PC遠隔操作事件の顛末について
- 漫画「美味しんぼ」の鼻血騒動
- 何故、ベトナム原発輸出を急ぐのか?
- 「南京虐殺否定を無断加筆」事件
- 「特攻」が世界記憶遺産に?
- 竹中復活!
- 西ドイツのワイツゼッカー大統領と日本のこ..
- 「反共」ということ
- 鎌田慧氏、広瀬隆氏について
- 筆舌に尽くしがたい馬鹿首相=安倍晋三
- 安倍晋三の日米共同記者会見
- 韓国フェリー沈没事故とネトウヨ