
テレビニュースは「復興美談」一色になった。放射性物質は、ますます猛威を振るっている。それは確実に大気を汚染し、雨に混じって大地を汚染し、水を汚染している。植物の根からその組織に蓄積され、それを食した家畜の体に蓄積されている。海に垂れ流されたそれは、プランクトンを汚染し、小魚を汚染し、ありとあらゆる海の恵みを汚染するのだ。事故当初よりもはるかに事態は深刻になってきている。しかるに、それに反比例するかのように、マスコミの原発報道は「終息」に向かいつつある。
確かに放射性物質は「即死」をもたらす性質のものではない(大量被曝の場合はもちろん別である)。しかしそれは、確実に何十万何百万の人間の健康を蝕むのだ。ぬるま湯の中でカエルが茹だっていくように、我々に「緩慢な死」を与える悪魔の物質だ。それは、狭い国土に密集して暮らしている我々日本人にとって、アメリカ・ソ連の人々より、はるかに脅威だ。逃げ場のない日本人は、為す術も無く、放射性物質の自らへの影響に甘んじなければならない。何という恐ろしいことだろう。
その「悪魔の物質」を、この大気中にまき散らしたのは紛れもなく「東京電力」という会社なのだ!断じて言う!原発事故は、天から降ってきた「災難」ではなく、れっきとした「加害者」が存在する「犯罪」なのだ!この国の経済を支配する三つの経済団体に、多数の人間を送り込み、自分たちの息のかかった政治家を、大量に国政や地方議会に送り込み、自分たちに都合の良い法律を通し、金の力にモノを言わせて学者共を抱き込み、マスコミ・ジャーナリズムを支配し、警察権力に守られ、稚拙極まりない原子力技術を「科学」だ「先端技術」だと偽って、大量の原発を建設し、国民の収めた税金からありとあらゆる補助金をせしめ、したい放題の大儲けをし、利益をタップリと貯めこみ、仲間内で山分けしてきた「東京電力」という「犯罪企業」が起こしたのが、今回の原発事故なのだ!善良な日本人たちよ、いいかげんに目を覚ませ!
一体「犯罪企業」を追求しないマスコミ・ジャーナリズムとは、何なのだろう?ドイツでは25万人という反原発デモが起きているというのに、そのようなデモを組織しようという人間のひとりも出てこない、この日本という国は、どういう国なのだろう?この国は戦前から何も変わっていないと思う。一匹が向きを変えると、群れ全体が方向を変える「メダカ」のような民族だ。国や企業からとんでもない「災い」を押し付けられても、三歩あるくと忘れる「ニワトリ」のような民族だ。一列に並んで黙って屠殺場に連れていかれる「ブタ」のような民族だ。もしドイツならば東京電力の役員は間違いなく市民によって「告発」されるだろう。この日本では「幸いにも」それはないだろう。日本国民を、恐怖とカタストロフィに落とし込んだ「東電の役員」たちは、何不自由なく、面白おかしく天寿を全うするだろう。南京大虐殺を指揮して戦犯に問われることもなく、ゴルフ三昧で天寿を全うした、朝香宮鳩彦親王のように。
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ttp://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2011032800935
え〜〜〜〜?
正気の沙汰ではない!!!
http://ericprost.at.webry.info/201103/article_3.html
ただしこのブログの中での、広瀬隆氏に対する批判には首をかしげざるを得ません。広瀬氏というライターには過去から現在まで、かなり「悪意」のある「中傷」の類が付きまとっておりました。中には、女性に人気がある、というような「低レベルな」ヤッカミなども散見されたように思います。確かに彼自身放射能の専門家ではないこともあり、著書において多少不正確な記述のあったことは事実でありましょう。しかし、そのことがジャーナリストとしての彼の仕事の価値を低めるものではないと、私は主張したいと思います。今この期に及んで彼の「揚げ足」を取ることに、一体何の意味があるというのでしょう?何よりも重要なことは、広瀬隆氏の「予言」がまさに「的中」し、彼がこれまで「警告」してきた事態が今現在も、次々と起こりつつあるという、そのことではないでしょうか?世の中には彼に謝罪すべき人間が、いっぱいいると思いますよ、私は。
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広瀬氏への批判として,kikulogで問題視されているのはダイヤモンド・オンラインに載せられた文章(http://diamond.jp/articles/-/11514)であり,「マグニチュードが当初8.4→次に8.8→最後に9.0に修正されてきたことが、疑わしい。原発事故が進んだために、「史上最大の地震」にしなければならない人間たちが数値を引き上げたのだと思う。これは四川大地震の時に中国政府のとった態度と同じである。」と述べた部分は「マグニチュードの意味も理解せず、速報値が修正されたことを陰謀と位置づけるなど、かなり悪質」と評されています。
また,他にも「不正確な記述」があるとして「信頼できない情報」として位置付けられています。
ただ,kikulog(コメント欄含む)の広瀬氏への批判は,広瀬氏の「不正確な記述」に的を絞ったもので,「かなり「悪意」のある「中傷」の類」でも「「低レベルな」ヤッカミなど」でもない,ましてや「彼の「揚げ足」を取る」ようなものではありえないと私は考えています。
私は広瀬氏の著書は読んでいないので,他の文章はどうか分かりませんが,ダイヤモンド・オンラインの文章における「不正確な記述」は「彼自身放射能の専門家ではない」ためではなく,彼自身の検証不足によって起こっていると感じています。kikulogで批判されているのも,まさしくその点でしょう。
私の「私自身も広瀬氏は信頼性に欠ける面があると思っているので,疑ってかかっています」という表現については,原文に追記することにいたします。
「広瀬隆氏の「予言」がまさに「的中」し、彼がこれまで「警告」してきた事態が今現在も、次々と起こりつつあるという、そのこと」は確かに重要で,今後その点における「ジャーナリストとしての彼の仕事の価値」は評価されるべきでしょう。
ただ私は,人によってはそれを理由として「信頼できない」と考えるのですから,広瀬氏が「不正確な記述」や「陰謀と位置づける」ようなことなしにこういった「予言」、「警告」をしていてくれればなと思った次第です。
こんばんは。広瀬隆氏の「評価」については、平行線だと思いますので、これ以上何も申し上げません。ただ今回の原発事故に際して「敵を見誤る」方が多いのは、大変残念に思っています。では、今後とも宜しくお願いいたします。
本間さんもそうだったと思いますが、話の流れが逸れる事があっても、「主」敵は見誤ってはいないように私には思えます。
Eric Prostさんの件のスレの一つ前の「これはやり過ぎ」も興味深く拝見させて頂きました。
禿同
「東京に原発を」が大筋で正しいのは間違いない
経済産業省資源エネルギー庁電力・ガス事業部で出している「電力需給の概要」という本を図書館で閲覧する人が増えているようです。
発電施設の稼動状況などが詳しく載っていますが、データは前年度のものです。ネットで買うこともできます。
わが地元にも87年度のだけがありますが、古すぎて参考になりませんでした。立川にもっと新しい版があるのですが貸し出し中。
これと、東電のニュースレビューを付き合わせれば本当のことが分かると思います。どなたかが既にやっていると思いますが。
http://www.tepco.co.jp/cc/press/03041401-j.html
この時は「計画停電」など実施されませんでしたよね、確か。
この定期点検の間、普段20パーセントしか稼動させていない火力の稼働率を、多分70パーセントぐらいまで上げたのでしょうね。それとこの記事は「魚拓」にとっておいたほうがいいかも知れませんね。東電が「証拠隠滅」を謀る前に(笑)。
早速魚拓にしておきました(笑)