2010年10月05日

カプセルホテル考

行きつけのカプセルホテルがある。「行きつけ」とはつまり、終電を逃したときによく泊まる、という意味だ。

日本のカプセルホテルは欧米諸国から「蚕棚」と揶揄されて好奇の目で見られている。しかし、私はこのカプセルホテルが好きだ。なるほどその「居住性」は「最悪」である。異論の余地はない。しかし、その代わりと言ってはなんだが、その他の設備が充実していることが多い。私が贔屓にしているカプセルでは、例えばサウナ・浴場などに加え「垢擦り」「足ツボマッサージ」といったサービスがあり、これがまるで「天国的」に気持ちが良い。泊まると必ず楽しみに利用させてもらっている。それに朝までやっている居酒屋は、大変にリーズナブルなお値段で、料理もなかなか美味い。早い話が「居住性」を除いては、シティホテルやビジネスホテルにひけを取らないところもあるくらいだ。

そもそも私は「蚕棚」には寝ない。大概は風呂に入ったあと、朝まで居酒屋で過ごす。あるいは寝るとしても仮眠室でである。財布はフロントに預けてあるから「枕探し」に遭うこともない。全ての払いはサインで翌朝の精算となる。それに、この日本では仮眠中に身体的危害を受けるようなこともまずありえ無い。誠にありがたい国に住んでいるものだと思う。チェックアウトも遅いから翌朝はゆっくり起きてまた風呂に入り、朝食をとる。これで「垢擦り代・居酒屋代」を含めても何と1万円しないのだ!欧米諸国にいくら揶揄されようが、カプセルホテルは日本の自慢できる「文化」だと思っている。
 
posted by takashi at 23:01 | Comment(2) | TrackBack(0) | その他雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
あなたは確かどこかで黒川紀章を悪く言っていたように思いますけど・・・

カプセルホテルは好きなんですねw
Posted by 井の頭 at 2010年10月06日 10:30
【たかし】

井の頭さん、
あなたには必要最低限の日本語読解能力すら、備わっていらっしゃらないようですね(笑)。
私が黒川紀章に批判的なのはそのとおりです。自民党の「箱物行政」を食い物にし、て巨万の税金を国民から掠め取ってきた元凶ですから、当たり前です。その作る「作品」にしても、多くは大量のエネルギーを無駄に消費する「エコ」とは無縁の時代遅れな「作品」ばかりです。その点にももちろん私は「批判的」です。

さて井の頭さん。上記の私のエントリーの一体何処をどう読めば私が「黒川紀章を好き」というふうに「曲解」出来るのでしょう?私が「カプセルホテルを好き」と書いたから?カプセルホテルが好きなら黒川紀章が好き?確かに頭の悪い人が読めば、そのように読んでしまうでしょうね。井の頭さん、あなたのような人のことをワタシ言ってます。

よろしいでしょうか?黒川紀章が「発明」したのは「カプセルホテル」の中の「蚕棚」の部分だけだ。そしてその「蚕棚」は「居住性が最悪だから」私は「そこでは寝ない」と申し上げている。私がカプセルホテルが好きな理由は「蚕棚」ではなくて、浴場施設その他のサービス(黒川紀章とは何の関係もない、カプセルホテル業者が企業努力で充実させた施設)だと、そう申し上げている。何でいちいちここまで説明しないといけないのでしょうね?
Posted by たかし at 2010年10月07日 12:34
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