2010年02月26日

湯浅誠の内閣府参与辞任について

世に倦む日日さんのエントリーをご紹介させていただく。

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湯浅誠の内閣府参与辞任 - 誰が派遣法改正骨抜きの黒幕なのか
http://critic6.blog63.fc2.com/blog-entry-238.html

あと1か月もすれば、東京も桜の季節になる。東京周辺でちょうど桜が満開になるとき、神田の一ツ橋中学校で反貧困フェスタが開催される。この催し物には確実な感動と発見の収穫があるので、私は必ず参加することにしている。今年はまだネットに案内の予告が発表されてないが、例年の日程を考えると、3/27(土)が開催日となるはずだ。おそらく、2/28(日)にNHKスペシャルで湯浅誠の特集があるので、その放送の直後にネットに反貧困フェスタの告知を出すのではないか。そうすれば、イベントに集客する宣伝効果が上がる。その湯浅誠が内閣府参与を辞任した。先週、そろそろ労働者派遣法改正をウォッチする記事を上げなくてはと考え、湯浅誠は内閣府参与なのに何をしているのかと怠慢を叱咤するタイトルを準備していた。ところが、予定していた日(2/19)の朝日紙面(4面)を開いたら、何と参与辞任の報道があり、結局、ブログに批判記事を上げることはできなくなった。湯浅誠の公式の発言では、例の年末年始のワンストップサービス(公設派遣村)が一段落したので、ここで一区切りつけたいと辞任の理由を説明している。当然、これは表向きの口上で、真の理由や事情は別にあるのだろう。私が推測する最も大きな理由は、労働者派遣法改正が全く滅茶苦茶な中身になっていて、その責任の追及を受ける立場に居続けるのを避けるべく、政治的な判断で辞任を選択したものと思われる。  
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昨年「公設派遣村」が実現したが、その内容はあまり評判が良いとは言えなかった。湯浅氏はおそらく今回「中からの改革」というものに、絶望したのだろうと思うが、残念な事ではある。一体何処からどういう圧力が加わったのかは分からないが「派遣法改正」は「骨抜き」になろうとしている。所詮民主党は財界の利益に繋がった政党である事を身を以て感じたのかも知れない。いずれにしても残念でならない。2/28(日)の「NHKスペシャル」を是非見なくては。
posted by takashi at 18:41 | Comment(4) | TrackBack(0) | 時事、政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
2月22日の「大竹まことゴールデンラジオ!」に湯浅誠氏が出演していました。内閣府参与辞任についても語っていましたよ。ポッドキャスティングでも聞けます。(1週間でサーバーから消えますので、お早めに)
http://www.joqr.net/blog/main/
ご存じなければと思い、普段はROM専ですがコメントさせてもらいました。
Posted by 普段はROM専 at 2010年02月26日 20:16
普段はROM専さん、
情報ありがとうございます。
Posted by たかし at 2010年02月26日 22:35
非正規雇用・有期雇用を禁止せず、抜け穴派遣法改正を強行するなら、
民主党の単独過半数に反対です。次期選挙は、自公だけでなく、
民主党にも投票しません。

関連する重要情報です。

派遣法抜本改正に待ったをかけるJSGU - 明日へのうた - Yahoo!ブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/shosuke765/31768018.html
2010/2/20(土) 午前 11:07
 この17日、厚生労働省が労働政策諮問委員会に労働者派遣法の改正案要綱を諮
問した。18日に共産党志位委員長は記者会見で「製造業の常用派遣を禁止の例外
としていること、登録型派遣に専門26業種を認めている。この二つの『大穴』は
許されない」と抜本改正への運動強化を呼びかけた。
 民主党連立政権下でつくられようとしているこの改正案に多大な影響力を持って
いるのが、連合・UIゼンセン傘下で派遣会社と派遣労働者によって組織されてい
る労働組合「人材サービスゼネラルユニオン(JSGU・07年9月現在42,5
62人)」である。JSGUは最近「労働者派遣制度に関するJSGUの考え方」
なる文書を発表して、派遣法抜本改正論議に待ったをかけている。JSGUのホー
ムページによれば彼ら主張の根拠はおおよそ次のようなものと見られる。
 「(派遣法施行以来)派遣事業所は41,966となり、派遣労働者数も321
万人、年間売上高は5兆4,189億円と大きく成長しています」「派遣イコール
『ワーキングプア』、派遣イコール『不本意な働き方』という見方には強く違和感
を覚えます」「職業選択の自由の下、間接雇用も直接雇用も同等に『労働』である
ことの評価がされるべきです」・・・・
 実際に派遣で働いている労働者の声として「やりたい仕事を、働きたい時間に、
働きたい期間、働きたい場所で働ける」「時間を有効に活用できる」「多数の派遣
先の中からやりたい仕事を選べる」「仕事より生活を重視し、働き方・暮らし方を
自ら選べる柔軟な制度」など派遣制度を肯定していると主張。「登録型派遣は今や
不可欠な制度として機能している」と結論づけている。
 またJSIUは、民主党内に「派遣制度の改善を推進する議員連盟」を立ち上げ
て、「一部団体・政党が主張している『労働者派遣制度の問題の捉え方』の誤りを
指摘し、真の労働者保護と業界の健全な発展を目指して活動」している。議員連盟
の会長は川端達夫衆議院議員、幹事長は三井辨雄議員、他に松原仁、池口修次、加
藤公一、近藤洋介、徳永久志、鷲尾英一郎氏らが役員に名を連ねている。
 UIゼンセンは連合の最大民間単産であり、JSGUはその中の有力単産である。
連合と民主党の癒着がこでも問題になっているとおれは思う。
Yahoo!ブログ - 明日へのうた
http://blogs.yahoo.co.jp/shosuke765
Posted by greenshield at 2010年03月04日 06:53
【たかし】

greenshieldさん、いらっしゃい。
もともと大企業の「親衛隊別働隊」である民主党に、国民の利益に立った政策は無理と言うことでしょう。参考スレッドをご紹介しますのでお読み下さい。

<「所得再配分」について>
http://takashichan.seesaa.net/article/109576584.html
<ほくそ笑む日本の金持ち達>
http://takashichan.seesaa.net/article/124826543.html
<日本に福祉社会が実現しない理由>
http://takashichan.seesaa.net/article/125132997.html
<自民党が得意な「つまみ食い」>
http://takashichan.seesaa.net/article/109783337.html
<スウェーデンの消費税と日本の消費税の違い>
http://takashichan.seesaa.net/article/131111412.html
<スウェーデンの可処分所得と日本の可処分所得の違い>
http://takashichan.seesaa.net/article/131992834.html
<たかしの予言>
http://takashichan.seesaa.net/article/128917647.html
検証<たかしの予言>
http://takashichan.seesaa.net/article/136116327.html
<民主党の正体>
http://takashichan.seesaa.net/article/136456189.html
<民主党政権についての考察>
http://takashichan.seesaa.net/article/138508473.html
<民主党政権についての考察2>
http://takashichan.seesaa.net/article/138774102.html
<必ず小沢は民主党の足枷になる>
http://takashichan.seesaa.net/article/139143645.html
<小沢問題についてもう少し>
http://takashichan.seesaa.net/article/140489650.html
<企業団体献金と政党助成金>
http://takashichan.seesaa.net/article/141010094.html
<所得税制改正について>
http://takashichan.seesaa.net/article/141428775.html
検証<たかしの予言>その2
http://takashichan.seesaa.net/article/142008241.html

Posted by たかし at 2010年03月07日 12:54
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