2010年02月24日

検証<たかしの予言>その2

国会でまともな政策論議がなされなくなって久しいが、早いもので民主党政権も六ヶ月になろうとしているので、この辺で定番の<たかしの予言>の途中経過を見てみることにする。


■民主党が多分やらないこと

 @個人所得税最高税率の引き上げ
 A個人所得税最低税率の引き下げ(課税最低限の引き上げ)
  B大企業の法人税率の引き上げ
  C大企業の優遇税制の廃止
 
日本共産党の志位委員長との会談で「高額所得者優遇見直し」「大企業の内部留保金課税」に一瞬前向きな姿勢を示した鳩山首相だが、すぐに「全面撤回」やっぱりやる気配なし。


■民主党が多分さぼること

 ・企業団体献金の禁止

ハイ、サボっております。


■民主党がもしかしたらやりそうなこと

 @有価証券利益の税率を20パーセントに戻す
 A中小企業の法人税減税
 B派遣労働業種から製造業を外す
 C障害者福祉の多少の改善
 D老人福祉の多少の改善
 E生活保護政策の多少の改善
 F医療費・少子化政策の多少の改善
 
これらの案件も急激に「減速」を始め、かろうじて決まりそうな法案も、見事に「骨抜き」になろうとしている。
@有価証券利益の税率を20パーセントに戻す→これは■民主党が多分やらないこと、へ移しても良いかも?
A中小企業の法人税減税→公約も何処へやら。
B派遣労働業種から製造業を外す→見事に「骨抜き」。
C障害者福祉の多少の改善→少しは進みそうだが「骨抜き」の可能性も。
D老人福祉の多少の改善→こともあろうに、全く逆方向に進んでいる。
E生活保護政策の多少の改善→母子加算だけはかろうじて復活、老人加算はそのまま。
F医療費・少子化政策の多少の改善→ほぼ手付かず、有効な施策は出せないまま。

結局自民党時代との違いは「事業仕分け」だけ。それすら「軍事費」という巨大な「聖域」に手を付けないから単なる「パフォーマンス」。


■民主党が多分やること

 ・衆議院議員の定数80削減
 
皮肉なことに、これをやろうにも自分たちの「屋台骨」が揺らぎ始めている。
 

■民主党がいずれやらなくなるだろうこと

 ・公共事業の削減

長崎県知事選挙では早くも自民党ばりの「利益誘導・ばら撒き」選挙をやり、県民から顰蹙を買っている。


■自民党が言い出しそうなこと

 ・選挙制度を中選挙区制に戻す

そのうち言い始めます、民主党の数がもっと減ったら「自民・共産・公明」で是非法案を提出すべきでしょう。今の日本に必要なことは、個人所得税における最高税率の引き上げ、課税最低限の引き上げ、つまり累進課税の強化。早い話が所得税制を20数年前のシャウプ税制に戻すこと。それと世界一優遇されている証券課税をヨーロッパ並の、総合課税数十パーセント程度に上げること。更に大企業の優遇税制を改め、法人税率を40%に戻す。そして中小企業の法人税を10%前後下げること。相続税などの資産税の強化。それらをすべて達成したのちに消費税を20%に上げるのならば誰も文句はない。さらに軍事費を削る。これらの財源を使って国民の暮らし、福祉、医療、教育を充実させること。結論を言えば民主党には所詮出来ないことばかり。

参考スレッド
<たかしの予言>
http://takashichan.seesaa.net/article/128917647.html
検証<たかしの予言>
http://takashichan.seesaa.net/article/136116327.html

 
posted by takashi at 16:04 | Comment(0) | TrackBack(1) | 時事、政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Weblog: vanacoralの日記
Tracked: 2010-02-28 00:52
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