2010年02月19日

ぶさよでぃっくについて2

さて、しばらくはぶさよでぃっく氏に関するエントリーで間が持ちそうである。では、ぶさよでぃっく氏から2010年02月18日に書き込まれた「反論」を検証してみる。

>あのね、みなさん。
>私は自分から仕掛けたことなどないんですよ。
>生野ともうみにせよ、拳志郎にせよ、IPさらし、すなわちネットにおける脅迫行為と判断される行為を行いました。

「IPさらし」がネットにおける脅迫行為?・・・ものは言い様である。知らない人が聞いたら本当にそう思うかも知れない。しかし少しインターネットに詳しい人ならば、IPアドレスで個人を特定など出来ないのは誰でも知っている。血液型で犯人を特定出来ないのと同じである。例えば私のIPアドレスから分かるのは、プロバイダー中継地が千葉にあること、プロバイダーがケーブルテレビ会社であること、そのくらいである。さらに私が無線LANのノートから書き込んだとすれば、私が使用しているルーターの生産工場か本社の割り当てIPとなる。そんな情報で個人など特定出来るわけがない。それをことさらに「ネットにおける脅迫行為と判断される行為」などと尾鰭を付け印象操作するのが何とも姑息で浅ましい。そりゃIPを突然公開されれば「頭に来る」ことは確かであろう。しかしそれを根に持って、対抗措置に相手の本名や住所を探り(それもストーキングという恥ずべき手段によって)、それを「脅迫」に使うことと、単なるIPの公開とは全く次元が違う。現実に「犯罪性」があり「損害」が予想されるのは明らかに前者である。

>生野ともうみの場合はあまりにひどく、いいかげんにしないと党からも追い出されると懸念して考えを改めろと説得しに行ったを逆恨み。こちらが彼の住所氏名を把握していることを恐れて、こちらの個人情報を出せとわめいているだけ。

いみじくもビーン氏がコメントして下さっている通り、ぶさよでぃっく氏がやっていることは「説得」などではない、以下の言い草は明らかに「脅迫」である。

>>早く自分の写真をネットに公開して欲しいと言っているんでしょう。
>>マクドナルド北巽店でハンバーガー食っている写真とか、住んでいるマンションの名前が見える写真とか、赤旗配達している写真とか、会いに言った時にウーロン茶飲んでいる写真とか。

>拳志郎の場合は、11月段階で個人情報を把握していることを伝え、消しといた方がいいと助言まで行っている。http://kinpy.livedoor.biz/archives/51745478.html

これもビーン氏の指摘通り。以下の文章はどう考えても「助言」などではなく「脅迫」である。

>>拳志郎クンは奥さんが研究者で、何を専門にしているのか書いている。イリノイ州でそうした研究をしている大学がどこか簡単に調べられる。その中で中国系女性となるとかなり絞れる。そこからきみにアプローチするなど、簡単だと思わないかいw?。
>>「拳志郎、日本から通報があったわ!私の夫が馬鹿だと大学で言われたわ!」なーんて夫婦げんかにならないといいね。
>>おっとその前に、正社員になれるかもしれない会社名も書いてたね。
>>消しといたほうがいいと思うけどw?
>>とまあ、これくらいで勘弁してやるかw?
>>ここはオープンだから誰が見ているのかわからない。そうした人たちが拳志郎クンにアプローチするのを止め>>る権利も能力もぼくちんにはない。あとはみなさんご自由にw

>助言を聞かずに個人情報垂れ流しまくったケンシロウが特定されるのは時間の問題。そしてとうとう誰の目にも明らかになっちゃった。

「特定されるのは時間の問題」。みずからは手を汚さずに仲間をけしかけてまんまと個人情報を手にしてほくそ笑むぶさよでぃっく。どこまでも卑劣である。

>なぜ私に責任があるのですか?私の助言を聞かない拳志郎の自己責任ではないですか?

例によって「ネトウヨ」特有の「自己責任」論がやっぱり顔を出す(笑)。

>たかし氏他の方は、彼らがこれまでどんな悪さをしてきたのか一切知らずにおっしゃっているんでしょう。

ぶさよでぃっくさん、あなたの「申告」によりほぼ把握致しておりますのでご安心を。

>彼らが先に行った強迫行為に対し、私は丁寧に対応いたしました。

ぶさよでぃっくさん、物事は正確に表現することを心がけましょう。正しくは「丁寧に脅迫した」です。

>みなさんは生野ともうみや拳志郎の脅迫行為に対し、どうすべきだったと思われるのですか。同じようにIPさらして対抗しろと?それともやられっぱなしでいろと?

お好きなように対抗すれば良い。ただし誹謗中傷、ストーキングによる個人情報収集や脅迫などの「犯罪行為」抜きに、あくまで正当な言論で。本日、<ブログ小児病について>のエントリーのコメント欄に、たかひろ氏という読者の方からたいへんに説得力のあるご意見が書き込まれているので、最後にご紹介する。ぶさよでぃっく氏には彼の爪の垢でも煎じて飲むことをお薦めする。

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たかしさんのブログは定期的に拝見しておりますが、たかしさんとネット右翼のやりとりに割って入る必要もないと思いいつもは拝見するだけに留めておりますが、今回はネット上の議論ではなく現実社会の犯罪につながることを取り上げておられますので、お邪魔かもしれませんがコメントを書き込ませていただきます。
このブログのオーナーを追い回していた人間の異常さをひしひしと感じます。このオーナーが日本共産党を称揚するブログを作るのは本人の勝手、自分の考え方がそれと反対であれば、自分が日本共産党に反対するブログを作ればいいと普通は考えます。相手を特定して後を付け回してプライベートな写真を撮って脅しに使う、それをやったところで、自分に一円の得もないし、それで日本共産党の支持が減るものでのないのに。自分の気に入らない人間を苛めたい、そのためには時間も労力も注ぎ込む。
彼らは、民主主義の基本である、思想の自由、表現、言論の自由といったものを否定しています。民主主義そのものの否定といった方が当っていますが、俗にネット右翼と称される人達は、日本人である限り自分たちと同じ排他的、差別的な考え方を持つべきであり、そうでない者は「反日極左」「売国奴」で日本から抹殺しなければいけないと考えているように私には感じられます。だからこそ、馬鹿の一つ覚えのように、異なった意見を述べた者に対して、日本から出てゆけと喚くのです。
気に入らないブログを作っている人間を見つけ、私生活を追い回すような卑劣な行為も、本人にとっては反日的な議論を消滅させる正義の行動と認識されているはずです。
多様な価値観がありそれが自由に発表できるのが民主社会であるのに、ネット右翼はそれを認めない、自分たちが反日と認定した議論や思想は、どんな卑劣な手段を使っても抹殺するのが正義と考えており、彼らは民主社会の破壊者のように私には感じられてなりません。
ネットという弱者が自由に発言できる場が作られた途端に、それを自分と異なる意見を持った弱者の弾圧に使おうとする、その愚かさこそがネット右翼の本質であると思います。

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posted by takashi at 13:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ぶさよでぃっく | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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