2009年04月21日

私もずいぶんと丸くなったものだと最近つくづく思う

「朕はタラフク食っておるぞ。汝臣民飢えて死ね。」

この筵旗を掲げた写真が載っていたのは中学校の日本史の教科書だったろうか?その「コピー」の「センスの良さ」に私は唸ったものだ。私は子供のころから「天皇制反対論者」だった。神経質に頬を引きつらせる昭和天皇の顔をテレビで見るたび不愉快だった。戦争責任に問われて殺されても仕方のない人物が、何故生きながらえて、その家族がのうのうと安楽な暮らしをしているのか?当時、皇太子(今上天皇)の結婚式に馬鹿騒ぎする周りの大人たち姿も、私は冷めた目で眺めていた。
こんなことを言うと笑われるかも知れないが、小学校の頃「神風特攻隊」が怖くて夜も眠れなかった。どんな子供にも「死」について考える時期がある。いつかは訪れる「死」を、真剣に考えた経験は誰にもあるだろう。「死」とはどういうものなのか、「無」とはどういうものなのか・・・。それは「通過儀礼」のようなものかもしれない。「死」についてのトラウマが一定期間続いた。
私が「神風特攻隊」を「悪夢」だと思ったのは、それが「国家に強制された自殺」である点だ。そして戦争中その「強制された自殺」と「天皇制」が、強く結びついていたことを私は嫌悪した。特に「桜花」「回天」といった特攻兵器の「異常さ」が私を震え上がらせた。戦時中アメリカ兵が、日本兵を「人間以下」と考えていた、というのもあながち無理もないとも思った。
<たかしちゃん語録その2>
http://takashichan.seesaa.net/article/105833288.html

それから四十年、私もずいぶんと丸くなったものだと最近つくづく思う。
テレビに映る明仁夫妻は、確かに微笑ましい夫婦であるし、二人とも確かに善良な人柄であると思う。災害被災地を見舞う姿には嘘は感じられないし、あの戦争の最中「帝国陸海軍」を統帥した昭和天皇とはイメージがだいぶ違う。明仁氏を見ている限りにおいて彼が将来、自分の意志から日本の侵略戦争に利用されるようなことはあり得ないだろう。もはや彼らは日本の右翼勢力の思惑を離れて、本当の「象徴」になってしまったのかも知れない。
日本共産党綱領が「天皇制打倒」を当面の目標から外してもうずいぶんになる。

<拝啓 天皇明仁様>
http://takashichan.seesaa.net/article/106214674.html

posted by takashi at 22:33 | Comment(0) | TrackBack(1) | その他雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Excerpt:  天皇、皇后両陛下:ご結婚50年の記者会見全文が掲載されている。保存版としてこちらに引用しておきます。
Weblog: 飯大蔵の言いたい事
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