2008年09月01日

たかしちゃん語録その2

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ネトウヨの皆様

当ブログでは皆様の「馬鹿」を晒す場を常にご提供いたしております。
「馬鹿」なら誰にも負けない、我こそが「馬鹿」の大将だ、と自負される「荒唐無稽文化財」的ネトウヨの皆様、
どうぞ何なりと、考えもなしに思ったことをお書込みください。
良く出来た作品には私たかしやsumida5さんがコメントを付けさせていただく場合もございます。
どうぞふるってご投稿ください。
たかし

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アメリカにも学ぶべき良いところはいっぱいあるのにそれには学ばず悪いところばかり学んでいる。
その例をひとつ・・・。

アメリカの社会福祉は「自己責任型」、すなわち弱い者(貧者)は満足な福祉が受けられない。自公政権の下で、日本はそれに習いつつある。戦後やっと手に入れた数々の権利を、ここ十年ほどで、国民は次々と手放させられている。アメリカには消費税がない。なぜこれは見習わないのだろう。消費税といえば今から20年前、自民党が国民をだましてこれを導入するときに、いったい何と言ってこれを行なったか?「薄く、広く、公平に」である。
「薄く、広いからこそ不公平」だと、最初から気が付いていた国民は、ごく少数であった。さらに、狡猾な自民党は、次のようなことをのたまった。「北欧の福祉国家では消費税率が20数パーセントもある。日本も福祉国家を目指すならば消費税が必要だ」。これにも日本国民はすっかり騙された。北欧の社会福祉の充実は、消費税などではなく「高度の累進課税による所得税」が源泉である。日本の有権者はそのことを知らないのだ。
逆説的な話になるが、累進課税により「可処分所得が平準化」されると、実は消費税のような間接税も平等に作用してくるのだ。小学生程度の算数でもわかることである。その結果、所得税について言えば、自民党の目論見どおり、長年培われてきた「シャウプ税制」が見直され、累進課税が緩和された。そこに消費税が加わった。つまり北欧社会福祉国家に習うどころではない、全く逆のことをやってのけたのだ。
ついこの間まで「北欧は社会福祉で財政が疲弊している」だの「福祉が充実している国は、国民が怠惰である」だの「北欧は老人の自殺が世界一」だの「ビョルン・ボルグは税金払うのが嫌でスイスに逃げた」だのの嘘っぱちのプロパガンダを、言いたい放題垂れ流していたくせに、今度は、北欧の福祉国家に「習って」消費税を上げると言うのだ。ご都合主義もいいところである。

第一、過去にいちども「福祉国家」を経験してもいない日本という国が、何十年も前に「福祉国家」を「実現した」スウェーデンを「怠惰」呼ばわりは、いくらなんでも失礼であろう。全国の貧者たちよ!そろそろ敵の策略に気が付こうではないか!
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スウェーデンの政党は左翼から右翼までみんな社会福祉を政策の第一に掲げているし、ドイツの政党はみーんな反ナチス。ところが日本では「福祉と反ファシズムは左翼政党」、「反福祉と軍国主義は自民党とその補完勢力」。まあ分担がはっきりしていてわかりやすいといえば分かりやすいが、あまりに情けない国だよね。石原流に言えば「民度の問題」てなことになるんだろうけど・・・。
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靖国神社には行ったことがない、勿論行ってみるつもりもない。聞くところによると旧日本軍の特攻兵器が展示してあるらしい。あれはいつごろのことだったろうか・・・小学校低学年だったに違いない・・・「神風特攻隊」のことを初めて聞いた私は、子供心に恐怖心で夜も眠れなくなったのを覚えている。私にはそのころ、「死」について深く考える時期があってそれと重なっていたと思う。特攻隊員の精神的肉体的苦痛が、当時の私の感受性では我がことのように感じられ、しばらくはトラウマになっていたように思う。
特に私を怯えさせたのは自殺特攻兵器「桜花」であった。この「絶望的」ともいえる兵器はまさに「死」のために作られていた。ロケット推進エンジンと申しわけ程度の翼と、あとは爆弾そのものから成るこの兵器は、いちど母機(一式陸攻)から発進したが最後、ひたすら下降して「死」に至るしかない。上昇することは不可能。それはおろかろくに方向舵さえも付いていない。実地訓練など出来ないから、出撃が最初で最後のぶっつけ本番だったはずだ。したがって戦果を挙げることさえゼロパーセントに近かったと思う。こんな非人道的な武器を天皇制軍隊は作り使用させていたのだ。

その「桜花」が誇らしげに飾られている「靖国神社」。こんな「おぞましい」ところに最愛の夫、親兄弟が、権力によって祀られていて「戦没者遺族会」の人たちはよく平気でいられるものだと思う。
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独首相 ホロコーストの責任強調  2005/1/26産経新聞
 
 アウシュビッツ強制収容所の解放六十年を記念する特別行事が二十七日に行われるのに先立ち、シュレーダー独首相は二十五日、ベルリンでの特別式典でホロコースト(大量虐殺)に対するドイツ人の責任を改めて強調した。
 首相は「ホロコーストはヒトラーだけの責任ではない。ナチスのイデオロギーはまぎれもなく、(ドイツの)人々が欲したものだ」と演説。その上で、「罪の意識の希薄な現代のドイツ人も当然、責任を持つべきだ」と語った。(ベルリン 黒沢潤)

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2005年1月26日(水)「しんぶん赤旗」
アウシュビッツ解放60周年で国連総会”今も歴史わい曲の動き”中韓が日本に言及  2005年1月26日(水)「しんぶん赤旗」

  ドイツのフィッシャー外相がナチスの戦争犯罪に改めて反省を表明。韓国と中国の代表は、名指しを避けつつもアジアに対する当時の日本の侵略を厳しく批判しました。
 韓国の金三勲国連大使は「第二次世界大戦中の残虐行為は欧州に限ったことでなく、大規模な人権侵害をこうむり、蛮行を強制された地域がある。歴史に学び、教育と寛容を促すことでそうした悲劇が二度と繰り返されないようにすることは、人類全体が共同で果たすべき責務だ」と発言しました。
 中国の王光亜国連大使は南京大虐殺で三十万人が殺されたと指摘し、「六十年後の今、ナチズムと軍国主義の幽霊はなくなっていない。いまなお一部の極右勢力が歴史をわい曲して罪悪の歴史を否定し、人類の良心に挑戦しようとしている」と警告。「中国には『過去の事を忘れず将来の戒めとする』『歴史をかがみとし恥を悟ってこそ後の勇気につながる』という言葉がある」と述べました。
 これに対し日本の大島賢三国連大使は「こうした発言は残念である」とし、「歴史の事実を謙虚に受け止め、ここにあらためて痛切な反省の意を表し、心からのおわびの気持ちを表明する」とした一九九五年八月の「村山首相談話」の一節を読み上げ、「これが日本の立場である」と述べるにとどめました。
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ドイツと比較して日本は実際問題、戦後補償を殆ど行なっていないがそれに代わってこれまでODAでアジア諸国に貢献してきたという主張がある。だから補償責任はもう果たしている、とその論者は結論付ける。当然のことながらネトウヨあたりはこの妄言に跳びつく。しかしドイツが行なってきた戦後補償と日本のODAでは根本的な違いがある。前者は文字通り純粋な補償であるが、後者は政治家の利権であり、国内企業への見返りが第一であり、国内の公害産業を途上国に輸出するという別の目的があるからだ。要するに「国際貢献」という美名に隠れたカネモーケだったわけである。そういう代物が日本のODAの主流だったのである。

しかもここへ来て小泉は貧しいアフリカ諸国の横面をODAという名の札束で撫で始めた。その目的はいわずと知れた国連安保常任理事国入りである。日本の不誠実さをドイツと比較されるのが嫌で嫌で仕方のないネトウヨが藁をも掴む気持ちで主張しているODAについての上記の妄言もさらに日本の卑劣な印象を全世界に振りまく結果となってしまうから皮肉だ。いずれにせよ「侵略」を「大東亜共栄圏」と主張するのと全く同じでまさに恥の上塗り、能登の輪島塗(ただのシャレ)である。
おい、ネトウヨども!なんか書き込めよそろそろ!
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posted by takashi at 11:49 | Comment(4) | TrackBack(1) | その他雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
このブログは政策の細かな話や海外の話になると、とたんに馬脚を現す!さすがに素朴なスウェーデンや税制の話は粗雑すぎでしょうw
物事にはなんでも正と負の面があるわけで、外国との比較はむしろ必要なことですが、なんにしても一知半解で安易なことは書かない方がよさそうです。
Posted by にだりんこ at 2008年09月02日 03:56
> 一知半解で安易なことは書かない方がよさそうです

 分からないことを分かったフリでいうのは問題だが、なにもかも分かる必要は全然ありません。
 たかしちゃんの雄渾、真骨頂は、ふんだんに培った『ネトウヨ生態学』をベースに、相手のネタを俎上に上げての“逆手斬り”の妙。「これはもはや“天賦”!」とまで言い切って、わたしもオススメリンクに加えさせていただきました。
 陰ながらの声援送らせてもらってます。
 ガンバレ! たかしちゃん!
Posted by ホンマコウジ at 2008年09月02日 12:58
ホンマコウジさん、よくいらっしゃいました。

> 一知半解で安易なことは書かない方がよさそうです
一知半解ですか(笑)。
残念ながら、一知半解ではないのです。私は、この分野(福祉国際比較)を30年ほど個人的に勉強してきました。書物もそれなりに読んでいます。ですから、私が書いていることは、大方事実と思ってくださって結構です。あとは「解釈」の問題です。つまり、「日本の軍事力は多いか少ないか」的なね。スウェーデンの実態については、30年前から多少変化はしているものの、基本的に私の説明のとおりです。
ネット上に何か資料はないか、ちょっと探してみましたら、結構あるようです。ひとつご紹介いたしましょう。
http://www002.upp.so-net.ne.jp/HATTORI-n/a220-6.htm
私の文章作法は「分かり易く」がモットーですので、時には「コイツ、何言ってんだ?」と思う人が出てくるのかもしれません(笑)。そんなわけで当初私は、にだりんこさんを、完全に無視するつもりでおりました。しかし、ホンマさんの書き込みがございましたので、少しだけお相手をさせてもらいます。

にだりんこさん、ご苦労様です。粗雑なコメントをどうもありがとうございます。
@さすがに素朴なスウェーデンや税制の話は粗雑すぎでしょうw
Aなんにしても一知半解で安易なことは書かない方がよさそうです。
何故そう思われましたか?根拠をお示しいただけるとありがたいのですが。
なお、近々あなたのような一発コメンテータについて、細かく分析をさせていただく積りですので、どうぞお楽しみに♪
Posted by たかし at 2008年09月02日 18:53
にだりんこ大先生よ〜!

>このブログは政策の細かな話や海外の話になると、とたんに馬脚を現す!

 そういうことをのたまうからには、チミはさぞ「細かな話」「海外の話」に通じとるのかなんかなん?ご開チン願おうやないの〜。

>物事にはなんでも正と負の面があるわけで、外国との比較はむしろ必要なことですが、なんにしても一知半解で安易なことは書かない方がよさそうです。

 この一文、何を言うとるのかてんでわけわからんのねんのねん(ケケケ
 「政策の細かな話」や「外国の話」に詳しく通じとる、にだりんこ大先生の頭脳の構造は、わしら凡人には到底理解不能なのかなんかなん?
 是非その優秀な頭脳をもって論理的に解析しておくれんかなもし。

 クエックエックエ〜!
Posted by バカウヨヲチャー2 at 2008年09月02日 22:37
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